今やコットはキャンプのマストアイテムといっても過言ではありません。夏はそのままゴロリと寝転ぶと背中に熱がこもらず涼しく眠れますし、反対に肌寒い季節はマットを併用することで地面の冷えを感じずにすみます。しかも、多少デコボコがあるキャンプサイトでも違和感なく眠れますし、万一、エアマットに不具合があってもコットがあれば問題なし。朝まで快眠間違いなしです。
コット自体は、1990年代のオートキャンプブーム時にも注目されましたが、当時のコットは重くて、組み立て時に力が必要なものが主流。有り体に言えば、組み立てづらいものが多かったんですね。また、静止耐荷重が80〜100kg程度で、子どもが飛び乗るとちょっと不安。
それから20年。「コットって便利だけど、面倒だよなぁ」という印象をガラリと変えたのが、ヘリノックスの「コットワン」です。タフなのに軽く、バックパックに余裕で入る。しかも組み立てが簡単。オートキャンプばかりか、徒歩系のハイカーだって持ち運べるようになったんです。