■動画も超高感度で撮影
さて、動画撮影も超高感度で行えます。こちらは最高ISO感度12800です。早速、超高感度のアリ・ナシで撮影した動画を比較してみましょう。
▼超高感度OFFで撮影した動画
▼超高感度ONで撮影した動画
静止画ほどではありませんが、空や水面の様子を比べると、その差は一目瞭然です。暗くて潰れてしまった部分も、超高感度ではいい感じに活きています。
さて、動画撮影のときも、超高感度撮影は自動で適用されます。一応機能をオフに切り替えることも可能。例えば、動画撮影中に超高感度が切り替わってしまうと、動画の中で明るさが変わってしまいます。こうした現象を避けたいときに、オフにするとよいでしょう。
手持ちのスマホで試してみてもらうとわかりますが、スマホで動画撮るとすごく暗くなるのが普通。それを考えると、夜でも動画を撮れるスマホって貴重な存在です。
■超高感度撮影で気をつけるべきポイント
気をつけるべきポイントもいくつかあります。まず、超高感度撮影といえど、まったく光がない場所では撮影できません。
人の目でうっすら見えるくらいなら写りますので、真っ暗闇なシーンで撮影を試みるには、ちょっとしたライトを立てるなど工夫しましょう。
次に、静止画のマニュアル撮影で超高感度を選択する場合にも、少しだけ注意点もあります。実は、被写体が近すぎると上手く撮れません。これはふたつのカメラの映像を合成することに生まれる制限です。
上手く撮影するための推奨距離は1m以上とのこと。一歩下がって撮影すればこうした現象は解消されます。