■なんと“&GPプロデュース”ということに…
喜び勇んで甲斐さんに電話。
「いや~、よかったです。さすがに私も、小銭入れ部分が縫い付けられているのを見た時は、思わず『んあ!』となってしまいましたから(笑)」
寝ぼけ眼で思い立ってから約2カ月。アタマの中にあったものが実在するモノになってしまった。
ここで意を決して、最初のサンプルが届いた頃からなんとなく考えていたことを口にした。
あの~、これ、製品にするとかってどうですか? 厚かましいかもしれませんが“&GPプロデュース”ってカタチで…
「おー、いいじゃないですか! せっかくここまでやったんだから、ぜひやりましょう!」
おぉ、マジか! モノメディアに携わってきてかなり経つが、まさか自分がモノづくりをすることになるとは。いやはやありがたやありがたや。
「まぁちょっと考えてはいたんですけどね(笑)。さすがにここまでやったらね。ではさっそく工場に発注しましょうか」
早っ! 話早すぎ! でも楽しいぞ(笑)。ところで工場ってどこなんですか?
「中国ですね」
やっぱり中国か! 昔は、中国製は…、なんて言われたりしたこともあるけど、いまや中国は世界の工場。しかも工場によっては、クオリティはかなり高いと聞く。いったいどんなところで作っているんだろうか。気になるぞ!
あのー、その工場って見学できたりしますか?
「いいですよ。じゃあ行きますか」
モノグッズさん、話早いわ!
>> 中国・深セン&広州製造工場潜入レポート ー「小さい財布」製作日記③ 前編
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(取材・文/&GP編集部 円道秀和 写真/松山勇樹)