Wahoo(ワフー)。なんとなく聞き覚えがある名前ですが、某検索エンジンとはまったく関係がありません。これは、アメリカ・アトランタに本社を置く、IT系フィットネス企業の名前です。トレーニング時に装着する心拍計やGPS付きサイクルコンピューターなどデジタルガジェットを発売し、アメリカ本国以外でもじわじわとその勢力を拡大している新興勢力なのです。
このWahooの名前を一躍有名にしたのが、室内トレーニングギアの「KICKR(キッカー)」。2018年8月現在、ツール・ド・フランスで5連覇中のロードレースチーム、チーム・スカイが使用しているものなのですが、これ、ただのローラー台ではないんです。ネット接続ができて、さまざまなトレーニングに使用できる“スマート”トレーナーなのです。
このトレーナーと連動する地図アプリを接続すれば、上り坂ではペダルが重く、下りでは軽くという具合に実際に道路を走っているような起伏を再現。室内にいながら、まるで外で走っているような体験ができる次世代のローラー台なのです。