勝間和代さんの料理教室でスマートクッキング!待望の小型ジアイーノも【最新家電レポ4選】

■ヘルシオ ホットクックで「スマートクッキング」を実現!?

安蔵:人気が続くシャープの電気調理鍋「ヘルシオ ホットクック」の最新モデルが登場しましたね。その発表に併せて、ヘルシオシリーズのヘビーユーザーとしてネットで話題になっていた、経済評論家で中央大学ビジネススクール客員教授を務める勝間和代さんによる料理教室が開催されました。

▲シャープが2018年7月に発売した「ヘルシオ ホットクック KN-HW16D」。ホワイト系とレッド系の2色を用意する

奈津子:ホットクックシリーズは2018年3月に累計販売台数が10万台を超えたそうですね。私自身もかなりのホットクックユーザーで、最近は週3~4回使っています。材料を入れてボタンを押したら、火加減を気にしなくていいのがとにかく便利なんです。

安蔵:それはなかなかのヘビーユーザーですね。今回は待望のホワイトモデルが出ました。容量は初代モデルと同じ1.6Lで小さめですが、2017年10月発売の「KN-HW24C」と同様に画面と音声で調理の手順や必要な食材などを教えてくれるAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応しています。

奈津子:これまでのレッド系も食材がおいしそうに見えてよかったのですが、家で料理をする回数が増えてくるとキッチンに統一性を持たせたいという気持ちが強くなったので、ホワイトモデルはうれしいですね。バーミキュラやバルミューダなどの家電はホワイトだけでなく、洗練されたカラーバリエーションか多く、キッチン用品になじむようにデザインされていますよね。

安蔵:確かにそうですね。大容量モデルにもホワイト系を取り入れるかどうかは、売り上げの様子を見て決めるそうです。

▲「とても柔らかくてお肉が骨から優しくほぐれる『鳥の甘辛煮』と、ダシを使っていないのに、野菜の旨味が凝縮されている『具だくさん味噌汁』、塩とオリーブオイルだけの味付けとは思えないほど深い味わいの『たっぷり野菜の蒸し煮(ブレイズ)』を試食しました。実家の母の手料理のような、じわりとくる味でした」

奈津子:勝間さんの料理教室も、とても衝撃的でした。

安蔵:勝間さんは料理研究家の水島弘史氏が考案した「ロジカルクッキング」や、スチーミング調理技術研究会の平山一政氏が提唱する「低温スチーミング」などを組み合わせた「スマートクッキング」を提唱しています。レシピに頼るのではなく、食材を適切な切り方で切ること、適切な温度で調理すること、適切な塩分濃度にすることなどがスマートクッキングの重要なポイントだそうです。

▲勝間和代さんによる料理教室の様子

奈津子:味付けのコツは「塩分を食材の0.6%にすること」だそうですね。キッチンスケールで鍋ごと計測し、その重さから鍋の重さを引くと食材の重さになるので、それに対して0.6%にするとのことす。

安蔵:先ほどの水島弘史氏は0.8%を提唱しているのですが、勝間さんはそれでは少ししょっぱいということで0.6%をお薦めしているそうです。0.6%の計算は暗算では少し面倒なので、スマートスピーカー(Google Home)に聞いて計算させているというのもスマートですよね。

奈津子:ホットクックでは野菜などの甘みが増すため、砂糖やみりん、お酒などはいらないそうです。これは万年ダイエット女子の私には朗報ですね。こういう調味料を無理に入れるから、塩の追加が必要になってしまうとのことでした。でも味付けする調味料が少ないので、本物の塩、本物のしょう油、本物の味噌が必要だそうです。

安蔵:調味料は毎回の料理でそれほどたくさん使うわけではないので、いいものを使った方が絶対にいいですよね。

奈津子:勝間さんは「仕事が夜に終わるのだけれど、できればスーパーで総菜を買いたくない、そもそも夜遅いとスーパーでは良い惣菜が売ってない」という経緯からホットクックを使って自炊にしたそうです。私自身も同じように感じていたのに、思考停止して食べたくないような余り物の総菜を、半ばあきらめながらスーパーで手に取っていたので、この時点で目からウロコでした。

安蔵:ホットクックは食材を入れてボタンを押せばお任せできるので、調理に費やす時間は5分から10分ほどだそうです。

奈津子:勝間さんは自宅に帰るとホットクックに投入する野菜などを5分から10分で刻み、加熱を開始したらメイクを落としたり着替えたりするとのことです。これは私も一緒! この準備時間は、帰宅後にいろいろとしなければいけない女性にとってはちょうどいいです。

■レコルトから「ラクレットメーカー」が登場

“おひとり様”向け調理家電ブランド「レコルト」から、ラクレット&フォンデュメーカー メルト」が登場しました。ヒーターの下でラクレットチーズなどを溶かして食べられるだけでなく、上の部分でパンやベーコン、野菜などを焼いたり、チーズフォンデュやバーニャカウダなどを楽しめるのが魅力です。

▲ウィナーズが2018年8月に発売した「レコルト ラクレット&フォンデュメーカー メルト」(メーカー希望小売価格5000円)。カラーはレッドとベージュの2色を用意する

奈津子:レコルトは製品のコンパクト感と操作のシンプルさを大切にしてるとのことで、集めたくなるようなデザイン性も意識しているとのことです。私はこのコンセプトはとても素晴らしいと思いますし、実際にレコルトの家電は私の周りの友人へのプレゼントにもとても喜ばれるんですよ。

▲上で野菜やベーコン、パンなどを焼き、下でチーズを溶かせるようになっている

安蔵:ラクレットは北欧の家庭料理で、最近人気が出てきていますよね。

奈津子:Instagramでも人気ですね。ミーハーな私自身も、行列ができる恵比寿の人気店をいち早く訪れた経験があります。少し前にチーズダッカルビが流行っていたからよく分かりますけど、チーズ系はなによりインスタ映えするんですよね。

安蔵:実際にチーズや野菜などを焼いてみましたが、下段はチーズがよく溶けますけど、上段は少し時間がかかりますね。スローフードという印象です。

奈津子:確かにちょっと時間はかかりますけど、ホームパーティーで実際に使用したところ大人気でした。多機能なのに5000円(メーカー希望小売価格)は安いですね。1~2人暮らしではすごく役立ちそうです。メインというよりもサブ料理として活用するのではないかと思います。

▲「体験会で実際に焼いて楽しみました。ラクレットチーズとジャガイモやレンコンとの組み合わせは、ジャガイモの皮がパリパリでチーズのまろやかさとベストマッチ、レンコンのさくさくもたまらない感じでした」

▲「さまざまな組み合わせを楽しみました。モッツァレラチーズとトマトの組み合わせは酸味と乳のまろやかさが合います。カマンベールチーズとマッシュルームの組み合わせは、ベーコンの油でマッシュルームを焼くとよりおいしいです。私はこれが一番好きでしたね。ゴーダチーズとベーコンの組み合わせは、控えめなチーズの塩気にベーコンのジューシーさが合いました。ゴルゴンゾーラチーズとサツマイモは、はちみつをかけるとデザートみたい。好みでクルミをかけると香ばしさがアップします。全体的にどのレシピも白ワインを飲みたすぎる感じでした(笑)」

▲「上に付属のココットを載せれば、チーズフォンデュやチョコフォンデュなども楽しめます」

【次ページ】日立の新「ヘルシーシェフ」はプロの火加減を再現!

この記事のタイトルとURLをコピーする