世界25万人以上と繋がれるコミュニティ型ワークスペース「WeWork」に行ってみた!

■日本6カ所目の拠点は1棟丸ごとWeWork

2018年2月に日本に上陸したばかりのWeWorkですが、すでに5つの拠点をオープン。そして8月1日には、渋谷と表参道を結ぶ明治通り沿いに国内6つ目の拠点となる「WeWork Iceberg」が誕生しました。

▲私の記憶では、数年前は外資系の車メーカーのショールームだった場所です

氷を削り出したようなデザインの7階建てビルを丸ごと使い、内装は他の拠点と同様にすべて自社のデザインチームが行っています。拠点ごとに異なるデザインとなっているのですが、全世界のWeWorkで共通しているのは、自然光がたくさん入る大きな窓があることだそう。

また、WeWork Japan合同会社の日本ゼネラルマネージャーの高橋正巳さんによると、“コミュニティ型ワークスペース”としているのには理由があるといいます。「WeWorkのメンバーは個人から企業までいらっしゃいます。その方たちがWeWork内で作られたコミュニティのメンバーになり繋がることで、交流が発生し、協業などさまざまなイノベーションが生まれる。そんな環境を提供していく。だから“コミュニティ型”なんです」

▲セキュリティがあるエントランスもオープンスタイル。1階の共有スペースの様子はゲート外からも見渡せる

WeWorkで形成されるコミュニティでは、ここWeWork Iceberg内だけではなく、25万人以上ものグローバルのメンバーとも、サイトやモバイルアプリを通じて繋がることができます。以前、日本に知人がいない状態でシンガポールのWeWorkメンバーが来日した際は、コミュニティ機能を活用して新しい出会いを開拓できたんだとか。

「各拠点にはコミュニティマネージャーがいて、メンバーの要望をくみ上げ、毎日何らかのイベントを実施したり、メンバーが必要とする人材の相談などに対し橋渡しをすることもあります。メンバー同士の交流を促進するようなファシリテーターの役割も担っているんです」

またWeWorkは、個人や小規模の企業だけではなく、数百人単位の社員を持つオフィスがまるごと入居もできます。実際、WeWork Icebergでは、8月1日のオープン段階で、すでに2階の一角や上階のワンフロアにオフィスを構えた企業があります。昨今導入が進むリモートワーク用のサテライトオフィスとして契約する企業もあるそう。もちろん24時間利用可能です。

▲セキュリティゲートを通るときは、自分の会員カードを都度用意されているカードリーダーポイントでタッチ

 

■外にも開かれた形

ちなみに「WeWork Iceberg」は、日本国内のフラッグシップと位置づけられていて、ほかの拠点とは異なるポイントがいくつもあります。

グローバルでも初めての試みとして導入されたのが、WeWorkメンバーではない人でも利用できる併設のカフェ。コーヒーはSTREAMER COFFEE COMPANYのものを提供し、限定メニューのソフトクリーム「Milk Cream Typhoon」や濃厚な抹茶ラテ「Military Latte」などを販売しています。

▲コーヒースタンドスタイルで、バーカウンタースタイルの座席もあり

 

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