今回、落札したのは中古品で、それなりに使用感もあったので、以前にも書いた(>> 国産オールドメカニカルウォッチを落札してキレイにしてみた!)ように分解&清掃を行いました。
スナップバック(圧入式)の裏蓋をコジアケで開けたところです。オールド腕時計でプラ風防&スナップバックという組み合わせなので、防水に関しては期待しない方がよいでしょう。
ケースと裏蓋の間は結構汚れが堆積していましたが、中身のムーブメントは少しくすみ汚れがあるものの比較的キレイな状態で、快調に動作していました。
文字盤も良状態で何より。ココからはバラしてパーツを超音波洗浄、組み立て&注油といういつもの流れなので割愛。このシチズンの手巻きムーブメントは、パーツひとつひとつが大きめで組み立てやすいのがイイですね。
本体はこれで準備が整ったので、いよいよ革バンドの装着です。昨年末に買っておいたイージークリックの黒い革バンド(>> 999円の“イージークリック”で簡単手軽に腕時計のバンド交換してみた!)ついに出番が来ましたよ!
バンドを付けるとこんな感じに。
剣先がスクエアでステッチの入ったカジュアルめな革バンドですが、なかなかグッと来る組み合わせ。コレはジャケット着てる時に映えるタイプのヤツですよ、きっと!
とりあえず家にあったジャケットを羽織って撮ってみたリストショット。
キレイめカジュアルとマッチしそうな雰囲気で、若者にもご年配にも違和感なく常用できそうです。
* * *
今回ご紹介した“国鉄ホーマー”、いかがでしたでしょうか。
“シンプルイズベスト”を体現した腕時計ですが、一方で、鉄道員の腕に巻かれて正確な時を刻み、鉄道という巨大な運行システムの根幹を支えていたという歴史を持ち、なかなかロマンを感じてしまいます。鉄道好きな方にはぜひオススメしたい一品ですね。
早く涼しくならないかなぁ、と秋の到来が楽しみになってきました。
>> 連載[安価機械式「チプメカ」マニアの1万円以下腕時計購入記]
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(文・写真/伏せ字)
腕時計好きの趣味が高じて、記事を執筆することに。一介の時計好きサラリーマン。好きな時計の傾向は、ダイバーズ、青焼き針、56系LM。