ダイソン超え?国産スティッククリーナー2機種の実力とは【最新家電レポ4選】

■三菱電機は床掃除とハンディの切り替えが簡単な「ZUBAQ」を発表

安蔵:三菱電機からは、本体と充電台が一体になったデザインが特徴的な「iNSTICK」シリーズの最新モデル「ZUBAQ(ズバキュー)」が登場しました。従来モデルは充電台に空気清浄機を搭載していたのですが、今回のモデルでは省かれていますね。

▲三菱電機が2018年10月1日に発売する「iNSTICK ZUBAQ HC-JXH30P」(予想実勢価格8万円前後)

奈津子:私は実際に家で使ってみましたが、無駄がなく1モーションで使える操作性が便利に感じました。スティック掃除機としてもハンディ掃除機としても片手で扱えるのと、サイクロン部がノズルの上にある「フラットヘッド機構」で狭い隙間でも密着感をキープしたままスルスルと掃除できるんです。

安蔵:手前に引けばスティック、上に引っ張り上げるとハンディになる構造は面白いですよね。

▲手前に引けばスティック掃除機として使える

▲上に引っ張り上げると延長管やヘッドが充電台に引っかかったままになり、ハンディ掃除機として使える

奈津子:毎分最大12万5000回転の高速回転を実現した新開発の「JCモーター」による圧倒的な吸引力も魅力です。

▲三菱電機が自社開発した新開発の「JCモーター」を搭載する

安蔵:確かに吸引力はすごいんですけど、スイッチを押すと自動的に強モードでスタートするので、放っておくと8分でバッテリーが切れてしまうんですよね。吸引力をアピールしたいのでしょうし、約90分で満充電になるのでそれほどストレスはないかもしれませんが、その点だけは注意が必要です。

奈津子:あと、三菱ならではの「エアブロー」機能も大きな魅力ですよね。キャニスター型掃除機の「風神」シリーズに搭載していましたが、スティック掃除機としては初めてです。

安蔵:掃除機はゴミやホコリを吸引するものですが、エアブロー機能はゴミを「吹き飛ばす」というのがユニークですよね。アタッチメントを取り付けると、吸気ではなく排気を使ってパワフルに吹き飛ばしてくれます。すき間ノズルとかを使っても届かないような奥のホコリでも、これを使えばいったん吹き飛ばしてから吸い取ることができます。

▲排気を利用してゴミを吹き飛ばす「エアブロー」機能も搭載する

奈津子:デザインもいいですよね。男性的でメカニカルなデザインの掃除機が多いなかで、この「ZUBAQ」は曲線のフォルムとブロンズ色で、モダンさとどこか女性らしさを感じさせます。ただ、白系のフローリングとモノトーンのインテリアの我が家ではブロンズ色が若干浮いてしまったので、今後はシンプルな室内にもマッチするカラーバリエーションも登場するといいですね。

▲本体と充電台が一体化したデザインを採用している

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