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■日立の縦型洗濯機「ビートウォッシュ」は洗剤の種類を見分ける

安蔵:日立アプライアンスの縦型洗濯機「ビートウォッシュ」シリーズの最新モデル「BW-DV120C」が登場しました。洗濯12kg、乾燥6kgに対応する大容量モデルです。乾燥機能の付いていないモデルも含めて、最大容量はほとんどのメーカーが12kgになってきました。

▲日立アプライアンスが2018年6月に発売した縦型洗濯乾燥機「BW-DV120C」(実勢価格24万2000円)、「BW-DV100C」(同17万9800円)、縦型洗濯機「BW-V100C」(同13万8000円)

奈津子:薄手のシングル毛布は4枚まで、タオルは6枚まで、毛布は3.6kgまで洗えるとのことです。暮らしにゆとりが生まれそうですね。

安蔵:ビートウォッシュというと、上から水をたたきつけるようにして洗う「ナイアガラ ビート洗浄」が特徴ですが、「新・ナイアガラ ビート洗浄」は洗剤の種類を見分けて洗い方を変える機能を搭載しました。

▲上から水をたたきつけるようにして洗う「ナイアガラ ビート洗浄」もさらに進化した

奈津子:粉末洗剤か液体洗剤か、多いか少ないかなどを電気の伝わり方で把握するとのことです。従来モデルより水位の低い状態で洗濯する時間を長くして、それから大水量シャワーの高水位で洗浄するそうです。

安蔵:水位が低い、洗剤が高濃度の状態で食べ物の油汚れをしっかり溶かして、それから大水量で流すというわけですね。

奈津子:ミートソースやカレーの汚れなどがさらに落ちるように注力したとのことです。実際に洗浄前と洗浄後の汚れ落ちを比べると、確かに驚くほど落ちていました。

▲「温水ミスト」で約3時間洗浄すると、衣類の黄ばみ(写真左)がしっかりと消えている(写真右)のが分かる

安蔵:少量で軽い汚れの衣類をサッと洗って乾かす「おいそぎ」コースもさらにスピードアップしましたね。従来モデルは最大容量の3kgで163分、1.5kgで125分かかっていたのが、最新モデルでは3kgが134分、1.5kgは98分と大幅に短縮しています。

奈津子:脱水時の回転数、乾燥時の送風ファンの回転数をアップし、槽内湿度を見て冷却することで除湿効率を改善したそうです。その日のうちに必要な衣類を素早く洗って乾かせるのはうれしいですね。

安蔵:あと、衣類に付いたゴミなどを取る「糸くずフィルター」も進化しました。2017年モデルは2つ折り式で、糸くずをつまんで取り出す必要がありました。最新モデルではフタをスライドするだけで糸くずがはがれるため、触れずに捨てることが可能になりました。

▲新しい糸くずフィルターは、フタをスライドするだけで糸くずがはがれるため、糸くずに触れずに捨てることができる

奈津子:地味ですけどうれしい進化ですね。日立はいち早くガラストップデザインを採用しましたが、スタイリッシュなのと傷が付きにくいこと、サッと拭くだけで掃除できる手軽さがいいですね。投入口が広くて内槽の底が近いため、洗濯物の出し入れがしやすいのも高ポイントに感じました。

安蔵:昨年モデルから搭載してる「ダニ対策コース」も、ハウスダストアレルギーの元であるダニ対策には最適ですね。ハウスダストアレルギーは生きたダニではなく、ダニの死がいやフンが問題になるわけですから、ダニを死滅させて洗い流すのがベストなんです。

奈津子:ダニを死滅させるためには一定時間熱を加えることが重要なのですが、熱すぎると衣類が傷んでしまいます。そこで最低でも50℃を20分以上持続させつつ、最高でも60℃を超えないようにすることで衣類を傷めないようにしているそうですね。

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