こちらが磨き終えた後のケースとメタルバンド。
バックル&弓環部分のバネ棒をハメ込んで組み立てていきます。この際、自分の手首の太さに合うようにバンドの長さも調節。今回は2コマほど詰めました。
ケースだけでなく、メタルバンドやバックルなども小キズだらけだったのが、だいぶ目立たなくなりました。これでやっと気分良く装着できそうです。
実際に腕に巻いてみると、こんな感じに。
袖口からチラリと見える青い文字盤…。結構目を引きそうな気がします。「カ、カッコイイ…!」と、気分はかなり高揚してしまいました。
* * *
サイズは最近の主流に比べると、ひと回り小ぶりでケース幅は約37ミリ(リューズを含めると39ミリ)。私の好きなバーインデックス&ドーフィン針の組み合わせで、シンプルながらも王道の文字盤デザインですね。
風防はサファイアクリスタルで、ねじ込みリューズ仕様。それなりに歳月が経っている腕時計なので過信は禁物ですが、防水機能は“10気圧防水”と日常生活で使う分には充分なスペックです。
中身のムーブメントはシチズン製のミヨタ8205。腕時計好きにはお馴染みのムーブメントです。丈夫で精度も出やすい、大変優秀なムーブメントですが秒針規制機能がないのが玉に瑕。タイムグラファーソフトで精度を測ったら、平置きで日差約-10~20秒でした。
そして、コチラの「メカニカルフォルマ」についてですが販売時期が短かったのか、検索しても、ほとんど情報が出てきませんでした。
昔のシチズンのカタログによると「FORMA(フォルマ)」とは“FORMAL(フォーマル)”からの造語だそうで、商品コンセプトは「時計としての基本性能を備えたベーシックなウォッチ」。特徴は「見やすい文字盤を採用し、ベーシックなデザイン」。ターゲット層は「ベーシックなデザインを好む、実質志向の人」とあります。
要はスーツ姿に似合うような腕時計、つまりは働き盛りの30~50歳くらいの方が仕事時に着用する腕時計を想定しているシリーズなのでしょう。
価格帯も2~4万円くらいが多く、お手頃感のあるシリーズだったのかもしれません。
個人的には、ベーシックなデザインとカラフルな文字盤を組み合わせたお手頃価格帯の自動巻きというのは、アリだと思うんですけどね。
最後にウチにある他の青い文字盤の腕時計と一緒にパチリ。いやあ、こうやって並べてみると、一言に同じ「青」と言っても、濃さや鮮やかさが色々とあって面白いですね。
さてさて、次回はどんなチプメカを買いますかねえ…。
>> 連載[安価機械式「チプメカ」マニアの1万円以下腕時計購入記]
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(文・写真/伏せ字)
腕時計好きの趣味が高じて、記事を執筆することに。一介の時計好きサラリーマン。好きな時計の傾向は、ダイバーズ、青焼き針、56系LM。