実物はなんとなく、写真の印象よりも大きい感じがします。ヘッドサイズは30mm。ボディは1インチと、コンパクトなライトなのですけどね。デザインのおかげかメリハリがあるボディ。重厚感があります。
充電機能さえも搭載しているのは最近のお約束。なんだかんだ言って便利ですよね。充電器が不要というのは、購入する方からすると計り知れないメリットかと思います。
内蔵している電池は21700。今後ACEBEAMはこの電池に移行していくようです。多少18650よりも大きいだけですが1.5倍の容量があるので、魅力的なことは間違いありません。
バッテリースリーブも付属しており、汎用の18650電池での活用も可能。
た・だ・し。
1000lmを超えたあたりから、保護回路つき18650電池が動作しない問題が増えてきます。
「ほかのライトではこの電池は使えるから電池は問題ない! 初期不良だ!」
と思っても、電池の保護回路によるシャットダウンだったという事例があります。結局電池が原因だったということは実に多いです。
アカリセンターでご案内しているPSE対応のIMR18650電池をご使用いただくのが無難かと思います。
独特の形状のベゼルリングは逆向きに収納することも可能。ストライク成分は要らない! という方にも良いかな。
ACEBEAM「T36」が搭載しているLEDはXHP35 HI。ドームのない、フラットパッケージのLEDです。遠射向けと言われていて、実際にやや中心光がスッキリ通る感じはします。
と言っても、30mmとややコンパクトな部類に入るライトですので、ピンスポットではありません。周辺光も明るく、中心光もそれなりに強い、中距離タイプのライトです。XM-L系に似た配光ですね。やや中心光が強いとはいえ、手元足元用としても特に不便はありません。タクティカルが好き、中心光強めが好き、でもコンパクトな方がいい…という要求を最大限に満たそうとしている感じ。
サイドスイッチが一般用の4モードを操作、テールスイッチがターボモード専用と役割分担をしたタクティコーな操作系になっています。ACEBEAMのデュアルスイッチのライトは多くがこの操作系ですので、慣れれば使いこなすのは簡単です。日常生活もタクティコーなシチュエーションにも対応できるのは魅力だと思います。
一般的な1インチ直径のライトと比較するとマッシブ。その分電池容量が大きく、光量も2000ルーメンクラス。どちらかというと室内よりは屋外で使う人向けかな。
写真同様、現物もカッコいいですよ。ちょっと気合の入ったEDCライトとしてもオススメ。なかなかいいライトだと思います。(アカリセンター価格:1万4677円)
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(文・写真/アカリセンター・HATTA)
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