この紐のようなものは、内容物を識別するためのカラーコードとのこと。
しかし、引っ張れば簡単に抜けます。識別用にしては若干心許ないかもしれません。なんだか形を似せるためだけにあるような気がするんですが(笑)。
そんなお茶目さとは裏腹に、容器自体の仕上げや仕様は本気です。ボディ素材は6061T6アルミ。6000番台の高品質なアルミに、硬度重視の焼入れを施してあり、アルミ素材としては一線級。一般航空機用の2000番台よりも強度がある素材です。十分な肉厚があり、そう簡単には壊れないかと思います。
エンドキャップは蓄光素材が埋め込まれています。暗闇の中でもすぐに見つけ出すための仕様です。
前後のエンドは十分な太さのOリングでシールされています。
メーカーでは単に防水とだけ説明していますが、あくまでも私見でいえば、完全に水に沈めても大丈夫なレベルだと思います。
内径28mm、全長は17cm。素材がアルミなので、電池や文具よりは包帯やガーゼなどを収納するのに良いのではと思います。金属製品を入れるとなるとそれなりにジャラジャラします。定番ですが、防水マッチなどの着火具やファイヤースターターとなる繊維などは相性がいいかと思います。ハードな容器でがっちり防水をするに値するアイテムだからです。金属のアイテムなどを入れる場合には、最後に布のハギレなどを詰めてしまえば音がしにくく、またハギレを着火などにも利用できるため良いかもしれませんね。
類似のアイテムで「CELLVAULT」などがありますが、シール部分が真円形の「D-CASHE」の方が防水性が期待でき、またアルミ素材のため耐荷重や耐圧力で優れます。素材の違い、容量の違いを考慮に入れてご選択いただければ良いかと思います。
当初はナンジャコリャ?と思いましたが、なかなか面白いアイテムです。メーカーサイトではキャップの仕様は複数ありますが、今回はベーシックな 波平 カラーコードキャップと蓄光キャップ(グリーン)をご紹介しました。(アカリセンター価格:3483円)
>> 連載[Gear Maniax]
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(文・写真/アカリセンター)
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