【スバルワークス“STI”試乗】秘伝の“体幹トレ”でフォレスターの走りがアグレッシブに!

■リラックスしたドライブが安全運転に貢献!

STIが提案するチューニングプログラムは、いわば“クルマの体幹トレーニング”を目指した独特なもの。クルマの体幹、つまり土台となるプラットフォームを鍛えることで、安定し、かつしなやかなハンドリングを実現。気持ちいい走りを提供しようとしています。

具体的には「フレキシブルタワーバー」と「フレキシブルロードスティフナー」を車体に装着。あたかも「運転が上手くなった!?」とドライバーに感じさせます。クルマ好き、ドライブ好きは元より、たまにしか運転しない人でもリラックスしてドライブを楽しむことができ、その気持ちの余裕が、ひいては「安全につながる」とSTIは考えているのです。

ちょっと復習しますと、STIのフレキシブルタワーバーは、エンジンルーム内の左右にあるショックアブソーバーの取り付け部を結び、ボディのゆがみを抑えるタワーバー…である一方、バーの中央部に“ピロボール”を組み込んでいるため、ある程度の上下動を許容します。路面から車体への入力を上手にいなすことによって、ボディを固めることによって生じがちな乗り心地の悪化を防いでいるのです。

フレキシブルロードスティフナーもまた、柔軟性を備えたボディ補強のためのパーツです。内部に強力なスプリングを備え、車体下部のボディフレームとサスペンションメンバーをつないでテンションをかけ続け、ドライバーのステアリング操作を待ち受けます。その結果、ドライバーがハンドルを切った際のクルマの反応がよりクイックになって、「思いどおりに操れている!」感覚がアップするわけです。

フォレスターのプレミアム STIパフォーマンスパーツ装着車は、上記の2パーツに加えて「フロントリップスポイラー」、「サイドアンダースカート」、「エアロガーニッシュ」といったエアロパーツ群が装着されていました。STIのスタッフの方は、体幹を鍛えたフォレスターに「さらに“高機能スポーツウエア”をまとったイメージです」とその効果を説明してくれました。

なるほど。グッとアグレッシブなルックスになるので、オンロードユースしか眼中にない(!?)フォレスターのオーナーの方は、一度、検討してみてはいかがでしょう? プレミアム STIパフォーマンスパーツによって、見た目も走らせてみても“ひと味違う”フォレスターを、体感できるようになるはずです。

(文&写真/ダン・アオキ)


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