②サイフォン
ある意味、最もフォトジェニックかもしれないサイフォンでもいれてもらえます。「1800年代から使われている抽出方法なんですよ」とのことですが、なんだか科学の実験をしているようで、見ていて楽しい。
お湯を沸かすのにちょっと時間が掛かってしまいますが、目の前でお湯が上がったり、コーヒーが下に落ちていったりを眺めているのは楽しいものです。サイフォンでいれたボリビアの「ブエナビスタ エステート」は、豆の個性がグッと強く出た、しっかりした味わいのコーヒーでした。
「サイフォンでいれたコーヒーは香り立ちがいいのが特徴です。ゆっくり過ごせる人にはオススメですね」と北森さんが話すとおり、仕事帰りや週末など、時間に余裕がある時にぜひ味わってみてください。
③クローバー
スターバックス リザーブ バーに行ったら、ぜひ一度試してもらいたいのが、「クローバー」という抽出器具を使っていれたコーヒーです。抽出時間や温度をデジタル制御し、コーヒー豆の個性を最大限に引き出してくれるマシンなんです。
こちらはサイフォンとは違い、アッという間に抽出されます。北森さんによると「ペーパードリップとフレンチプレスのいいところ取りというイメージですね。酸味がおいしく出てくれるので、アフリカのコーヒー豆がオススメです」とのこと。
さっそくいれてもらいましょう。
内部を真空状態にして一気に抽出する方式なので、香りがギュッと閉じ込められるのが特徴のクローバー。いれてもらったルワンダの「ショリー」は、透明感があり、酸味もしっかり感じられ、クリアな味わいのコーヒーでした。華やかな香りが特徴のコーヒー豆にはピッタリかもしれません。