レザーマン「Style PS」が真の携帯できるマルチツールである理由

■ナイフが付いてない!?

「Style PS」が他の多くのレザーマン・マルチツールと異なるのは、ナイフが付いていないこと。ベースは「Style CS」というモデルになります。「Style CS」は、メインツールがハサミになっていて、柄の部分に刃渡り4cmのナイフが付けられています。このハサミ部分をプライヤーに変更し、そしてナイフを小型のハサミに変えたのが「Style PS」です。そう“ナイフレス”なんです! これなら刃物は付いていないので、日々持ち歩いても問題ないんです!

そんな、日本仕様ともいうべき「Style PS」には、9つの機能が付いています。せっかくなのですべて紹介していきましょう。

 

[1]プライヤー

本体中央部をクルッと開くと、①プライヤーが出てきます。このプライヤー、先端が細い①ニードルノーズになっていて、細かい作業をしやすいのが特徴です。そして根本は硬い針金も押し切れる③ケーブルカッターになっています。

柄は約7.5cmあるので、握るのに問題はなく、素手ではできない強いチカラでモノを挟めます。

 

[2]ハサミ

本体の塗装していない側には④ハサミが収納されています。クルッと回して引っ張り出して使います。小さいので非常用ではありますが、十分役目を果たしてくれます。

柄を持って親指で開閉します。裁縫道具の裁ちバサミに似ていますね。ちょっとヒモを切りたいといった用途なら、問題なく使えます。

 

[3]ドライバー

塗装されている側の柄には、⑤フラットプラスドライバーが格納されています。見た目はマイナスですが、先端がすぼまっているので、小さなプラスのネジ穴なら対応可能です。

試しにメガネのネジ穴に使ってみましたが、問題なく使えました。

 

[4]爪ヤスリ

フラットプラスドライバーの表面はザラザラになっています。これが⑥爪ヤスリです。もちろん爪を研ぐ用なのですが、なまった刃物を研いだりといった、何かを尖らせる際にも使えます。

【次ページ】実は栓抜きも付いてます!

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