■Bose「ノイズマスキング スリープバッズ」
安蔵:Boseから「Bose Noise-masking Sleepbuds」(実勢価格3万円)が登場しました。最近はFitbitシリーズのような睡眠状況を計測できる機器をはじめとする「スリープテック」関連機器が増えてきましたが、耳に装着して安眠を促すというのは初めてですね。
奈津子:音楽を聴くためのイヤホンではなく、耳栓ではブロックしきれない睡眠中のあらゆる騒音を遮断しつつ、オリジナルの10種類のサウンドによって眠りをサポートするというものです。フル充電で最大16時間使用でき、アラーム機能もあります。
安蔵:ボーズというとノイズキャンセリング機能の元祖ですが、こちらはノイズを打ち消すのではなく、環境音で「マスキング」するんですね。
奈津子:睡眠をサポートする「sleeptrack」という音源が10種類入っていて、これを再生することでいびきや犬の鳴き声、交通騒音などのノイズが気にならなくなるそうです。このサウンドは随時アップデートされるそうなので、音に飽きてもアップデートされていくのはいいですね。
安蔵:イヤホンとしては使えないというのは残念ですが、眠りに悩みを持つ人なら3万円は決して高くないかもしれません。
奈津子:装着したまま横向きに寝られるよう設計されており、実際に装着してみると密着感がしっかりとある印象でした。これならハードな寝相をしている私でも大丈夫そうです。欲を言えば本格的な睡眠にのときだけでなく、ちょっとした昼寝や移動時にも付けたいと思いました。でも空港など騒音が大きい場所ではカバーしきれないこともあるそうです。
安蔵:横にならない場合は、ボーズやソニーのノイズキャンセリングイヤホン・ヘッドホンを使う方がよさそうですね。