ダイソン?バルミューダ?新型デスクライトの性能に迫る【最新家電レポ5選】

■バルミューダ「ザ・ライト」

安蔵:「GreenFan」をはじめとする空調家電、「ザ・トースター」をはじめとするキッチン家電に続き、バルミューダからは子供向けのデスクライト「バルミューダ ザ・ライト」(実勢価格3万7000円)が登場しました。

▲バルミューダが2018年10月26日に発売する「バルミューダ ザ・ライト」(実勢価格3万7000円)

奈津子:ティーザーサイトで写真の一部が公開されてから「コーヒーメーカー」だとか「ロボット掃除機」だとか言われていましたが、まさかの照明機器でしたね。いい意味で期待を裏切っていくメーカーだと思いました。

安蔵:LEDの光を特殊なミラーで反射させて斜め前方に光を届ける「フォワードビームテクノロジー」を採用することで、手元に影を作らないというのがメインのコンセプトなんですよね。

▲LEDの光を特殊なミラーで反射させて斜め前方に光を届ける「フォワードビームテクノロジー」を採用している

奈津子:手術灯などを手がける山田医療照明と共同開発したそうです。バルミューダの寺尾玄社長は、世界で一番物が見えなければならない現場は手術灯だということで、共同開発を依頼したと話していました。

安蔵:光に照らされたものの色を正確に再現するために、演色性(100に近いほど太陽光に近いことを示す)Ra 97の「太陽光LED」を採用したそうです。

奈津子:世の中ではまだほとんど使われていない技術で、美術館や手術室など一部の場所でのみ使われているそうです。ザ・ライトはブルーライトのパワーが一般的なLEDの半分程度のため目に優しく、本来の色をより細かく再現することができるのが特徴だそうです。実際に体験してみましたが、自分の影がじゃまにならず、手元がとても見やすかったです。

▲利き手と反対側に置いて使うと、自分の手が影にならずに使えるとのこと

▲「自分の手が全く影にならないので、書きやすかったです」

安蔵:あえてシンプルなデザインで、子供たちが自分でシールを貼ったり絵を描いたりできるようにしているそうですね。

▲本体のポケットには文房具などを入れられるようになっている

奈津子:ポケットの部分に好きな文房具を入れることで、それぞれの子供達のキャラクターが出てくるというところも興味深かったです。個人的には操作音もかわいいと思いました。バルミューダ ザ・レンジのときに初めて取り入れられた音の工夫が、今回の照明にも生かされていました。私にはまだ子供がいないですけど、子供の目の健康のためだったら、散々悩んだあげくに3万7000円を出してしまいそうです。

【次ページ】ダイソン「Dyson Lightcycleタスクライト」

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