「昔のクルマには夢があった…」なんていうと、怒られるかもしれませんが、昭和30~40年代の日本では、特別仕立てのクルマが、少量生産されるケースが多々ありました。
日産自動車の前身であるプリンス自動車が1962年に発売した「スカイライン スポーツクーペ」や、かの有名なトヨタ「2000GT」などはその代表例で、流麗なボディに高性能なエンジンを搭載したスペシャルな存在でした。とはいえ、いずれも高価で、当時の所得水準からするとかなりの高額車。人々にとってはまさに、夢のクルマだったわけです。
そんな、かつての夢のクルマを軽くしのぐ、ケタ外れに特別なクルマが、再び日本の地に姿を現しました。それが、2018年7月に世界初公開された、日産「GT-R」をベースとするプロトタイプ「GT-R 50 byイタルデザイン」です。
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