【ボルボS60ポールスター試乗】ジキルとハイドの二面性を秘めた現代の“羊の革を被った狼”

クリスチャン・ダール率いるポールスター・レーシングが、STCC(スカンジナビアン・ツーリングカー選手権)で勝利を欲しいままにしていたのを目の当たりにした2013年。

ブルーのボディカラーは、どこまでが青空で、どこからが湖面なのか分からない、水彩画のようなスウェーデンの風景に見事に溶け込んでいました。

2015年、ボルボはそんなポールスターの株式を100%取得。古くはミニに対するクーパー、そして、メルセデス・ベンツのAMGやBMWのMのような、ハイパフォーマンスモデルの“称号”を、ボルボも手にすることになったのです。

そんなポールスター・レーシングとボルボの開発陣が、ガッツリとタッグを組んで生み出したのが、ここで紹介する「S60ポールスター」(829万円)と、そのワゴンバージョンである「V60ポールスター」(849万円)。

なんと、昨年、ポールスター・レーシングのエンジニアたちが来日。その際、箱根にポールスターモデルを持ち込んで、オーリンズ製サスペンションのセッティングを確認したという本気ぶり。

そんなS60ポールスターを、彼らと同じ箱根の地で存分に堪能してきました!
 

■ハートをつん裂く咆哮に酔いしれる!

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