この小さな卓上調理器具があれば「ひとりフォンデュ」だって簡単です

■チーズを温めながら食材が焼ける

ラクレット&フォンデュメーカー メルトの構造は至ってシンプル。本体にヒーターが内蔵されていて、上段にプレートをセットし、下段にチーズを入れたミニパンをセットするだけです。

▲本体、両面仕様のプレート1枚、ミニパン2つ、ココット2つがセットになっている。本体のサイズは、約幅29.5×奥行10.5×高さ11.0cm、重さは約980gとコンパクト

中段のヒーターがプレートとミニパンを同時に温めてくれるので、野菜やパンを焼きながら、下でチーズを溶かしてくれます。プレートは両面仕様になっていて、ラクレットの具材を焼く際は凹凸のある面を上にしましょう。

▲プレートは取り外して丸洗い可能。中段のヒーターでプレートとミニパンを温める。ミニパンを左右どちらからでも入れられるので、テーブルの中央に置いてみんなで使える

▲本体左側面に温度調節ダイヤルを備える

 

■ラクレットチーズ以外でも手軽に作れる

せっかくなので、今回は自宅でラクレット、チーズフォンデュ、チョコレートフォンデュを作ってみることにしました。そう、ラクレット&フォンデュメーカー メルトはフォンデュ料理にも使えるんです。

▲用意した食材はこのとおり。写真上部の緑のお皿に載っているのは、パイナップルに生ハムを巻いたもの

まずはラクレットからスタート。ラクレット用のチーズはなかなか手に入りにくい&高価なので、今回はカマンベールチーズで代用しました。高さのあるチーズをミニパンに入れると中段のヒーターに付く恐れがあるので、半分の高さにカットして使っています。あらかじめ切れているカマンベールチーズをそのまま1個入れて溶かすのが、安全面では良さそうですね。

▲半分にカットしたカマンベールチーズをミニパンに入れて、加熱スタート

チーズをセットしたら、上段に厚切りベーコンや野菜を置いてグリルします。

▲凹凸があるプレートを使うときれいに焼き目が付くのがいい

そろそろベーコンと野菜が焼けたかなというタイミングでミニパンを見てみると、いい具合に表面が焼けています。これならなかのチーズもしっかり溶けていそうです。

▲カマンベールチーズの場合は表面がこんがり焼けて、フタをしたような状態になる。ミニパンの持ち手には火傷防止のガードが付いているので熱くない

焦げ目がついたチーズ表面のフタを剥がして、アツアツのベーコンにオン! これはインスタ映えがすごいですね。ミニパンはノンスティック加工されているので、チーズが焦げ付きにくくなっています。

▲あつあつのチーズをグリルした肉や野菜にたっぷりかけて食べるのが醍醐味

ラクレット&フォンデュメーカー メルトには、チーズ専門家による解説付きのレシピシートが付属します。そこで気になったのが、生ハムを巻いたパイナップルに溶けたチーズを載せるという食べ方です。

▲果物、生ハム、チーズの組み合わせは白ワインとの相性も抜群

これはまさに大人の味! 果物の甘さと生ハムの塩気という組み合わせだけでも十分おいしいのですが、溶けたチーズが加わることで味に柔らかさが生まれています。これがあれば白ワインがいくらでも飲めそうな一品です。

【次ページ】火を使わずにフォンデュが作れる

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