■とにかくシンプルな構造!
そもそもスピーカーを衝動買いなんてしないよね、と思われるかもしれませんが、実は理由があるんです。それが自室の電気。
部屋ではほとんど机に向かうかベッドで寝るかなので、あまり気にしていなかったのですが、まぁなんとも適当な裸電球状態でした。これがあたりまえの風景になっていたのですが、先日寝る前に天井を見上げた際、視界に入った裸電球に「これはちょっとなぁ…」と思ってしまったんです。さすがにちょっと侘びしすぎる…。一度気になると、もう毎晩気になって仕方がない。まずは電気の傘(シェード)でも買うかな、と思っていたところでした。
無印良品に寄ったのも、実はシェードを見るためだったんです。そして安くなっている「LED電球型Bluetoothスピーカー」を見つけてしまった。そして買ってしまった…。
電球によくある水滴のようなカタチとは異なり、根本部分が大きいのが特徴です。
直径は77mmで高さは130mm。手にするとこのぐらいのサイズ感。
口金は一般的なE26。電源は口金から取るので、配線の必要はありません。今ある電球から変えるだけでOK。そもそも電気を必要とする電球なわけで、そのままついでにスピーカーの電源も取ってこられる。それを思いついたのってやっぱりスゴいなと、使ってみてあらためて思いました。
スピーカーは先端部分にあり、ボタンがひとつ付いています。そしてボタンの横には小さなLEDランプが埋め込まれています。
ということで、さっそく電球を変えてみました。
うーん…。やっぱりこれじゃダメでしょ。照明器具自体が同じなので、これまでの裸電球状態が裸電球スピーカー状態になっただけです。侘びしい風景は何も変わっていません。しかも電球が重くなった(「LED電球型Bluetoothスピーカー」は約250g)分、長すぎるのでフックに引っ掛けて適当に短くしたコードが外れて下に落ちてきそう。
なので、やはりシェードを探すことにしました。でもここで、ちょっと考えました。このスピーカーってどういう音が鳴るんだろう、と。全体に広がるような音であれば、シェードがあることで変に反響する可能性がある。それではこのスピーカーの良さを消してしまう。
やはり音を確認しなくては。
■BGMを流すにはピッタリ!
接続はとにかく簡単。電気をオンにするとランプが青く点滅するので、その状態でスマホからこのスピーカーを探すだけ。
スマホのBluetoothをオンにすると「MJ-BL1」があるので、それを選択すればOK。「ポン」とスピーカーから音がして、接続完了です。
一度接続すれば、あとはスマホのBluetoothをオンにしておけば自動で接続してくれます。
そして音楽を鳴らしてみると…。
音質は正直言うと、まぁまぁ。全体的にフラットな音で、高音質かというと、さすがにそこまでではありません。ただし残念というほどでもない。それよりも、音の広がりにビックリしました。部屋全体が音で満たされる感じです。ひとつひとつの音が粒立って聞こえるわけではないのですが、どこで音が鳴っているのかが分からない感覚と言えばいいのかもしれません。
これってまさにBGM用としてはピッタリです。音楽に没入したいならイヤホンやヘッドホンを使えばいいだけで、読書時などにふわっと音楽を鳴らしておきたい、なんて場合にはうってつけじゃないですか!