パパ料理研究家イチオシの「真空断熱スープジャー」でほったらかし肉じゃがを作ってみた

■“男の料理”と“パパ料理”は別物

料理をする男性からよく聞くのが、「休みの日にカレーをスパイスから作る」「料理を始めるのに道具一式を揃えた」というような話。もちろん、趣味としての料理であれば、材料費を気にせず料理を作り、こだわりの道具をイチから揃えるのもいいのですが、これは普段の料理ではないですよね。

「料理にもTPOがあるんです」と話すのは、パパ料理研究家の滝村雅晴さん。滝村さんはパパやプレパパのための「パパの料理塾」の主宰者でもあり、日本パパ料理協会会長飯士も務める”パパ料理”の第一人者。


趣味性の高い“男の料理”が自分の欲を満たすために作るものだとすれば、家族のことを思いやって作るのが“パパ料理”。滝村さん自身、自分に子どもが生まれるまでは料理をほとんど作ったことがなかったそう。これは料理研究家としては珍しいですよね。

 

■「つゆだく肉じゃが」の下準備はたった15分

先日、サーモスが主催する「スープジャーで冬のあったかお弁当教室」という料理教室が開催され、滝村さんがスープジャーを使ったレシピを紹介してくれました。作ったのは「つゆだく肉じゃが」。今回は300mlサイズのスープジャーにぴったりな分量の材料を用意しています。


・豚こま切れ肉 60g
・じゃがいも 1/2個(40g)
・玉ねぎ 1/4個(30g)
・にんじん 10g
・いんげん豆 1本
・にんにく 1/2片
・オリーブオイル 大さじ1弱

【A】
・水 200cc
・しょうゆ 大さじ1
・酒 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
・砂糖 大さじ1/2

まずはスープジャーに熱湯を入れ、フタをせずに1分以上保温しておきます。こうすることで、スープジャー内部の温度が上がり、保温時の温度を高いままキープできるんです。

じゃがいもは皮ごと1〜1.5cmにカット。玉ねぎはうす切り、にんじんは乱切り、いんげん豆は4〜5等分、にんにくは薄切りにします。今回はできるだけ短時間で火が通るように食材は少し小さめに切っています。豚こま切れ肉は一口大に切り、分量外の塩を少し振って揉んでおきましょう。

あとは鍋を火にかけてオリーブオイルとにんにくを入れ、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、いんげん豆、肉を順に入れて炒めましょう。肉に火が通ったら【A】の調味料と水を入れ、ひと煮立ちさせます。

あとはスープジャーのお湯を捨て、先ほど煮立った肉じゃがを入れてフタをするだけ。30分以上保温すれば肉じゃがの完成です。準備にかかるのは15分ほどで、あとはスープジャーのなかでじっくり加熱されるのを待つだけでいいんです。

【次ページ】熱々のスープ料理でちょっと贅沢な昼ごはんを

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