■現地での調整
点火後、「なんだか調子が悪いなー」なんてときは、グリップホイールを回転させてクリーニングニードルを出し入れさせます。一時的に炎が消えますが、グリップホイールをぐるっと一回転させるとまたすぐに着火します。これでニップルの穴の中の詰まりが解消してクリーンな燃焼となります。
不完全燃焼を起こしてマントルが黒くなってしまっても大丈夫。クリーニングニードルで調子が戻ったら、トップを取り外した状態でそのまま燃焼させておくとススが飛んで、またきれいな白いマントルになります。
クリーニングニードルを出し入れしても不完全燃焼が続くようなら、ニップルやクリーニングニードルを交換するか、ミキシングチューブを調整する必要があります。工具があれば自分で交換や調整ができるので、付属の専用スパナやモンキーレンチ、ドライバーを持っていきたいですね。
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扱いには少々コツが必要ですが、たとえ不完全燃焼を引きおこしても「原因を推測して整備する」がいつのまにか楽しみとなります。
圧倒的な明るさと美しいデザインとともに、こうしたちょっと“やんちゃ”な感じが、間違いなく所有欲を満たしてくれる。それが「HK500」なんです。
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(取材・文/大森弘恵)