BOSEのアレクサ対応サウンドバーからFenderのクールなスピーカーまで【最新家電レポ4選】

■エレクトロラックスが重心を変えられる掃除機を発売

安蔵:エレクトロラックスからユニークなコードレススティック掃除機「Pure F9」が登場しました。

▲重心を変えてさまざまなスタイルで掃除ができるエレクトロラックスの「Pure F9」(実勢価格は上位モデルが8万4800円、下位モデルが6万9800円)

奈津子:「重心を変えると、掃除が変わる」というキャッチコピーの通り、そうきたか!という襲撃でした。ハンドルを持って本体をスライドさせられるというユニークな機構を採用しています。同社の「エルゴラピード」シリーズはかねてより掃除機としてイチオシしていたのですが、本体が下側にあるため、ソファーやベッドの下などを掃除しにくいのがネックでした。その一番の欠点を軽々とクリアした思い切りの良さが素晴らしいです。

安蔵:ただ、エルゴラピードのようにハンディ掃除機を取り外せるようなスタイルではなくなりましたね。ハンディ掃除機としても使えるのですが、本体の重さが3.2kgもあるのがネックになりました。ハンディとして使う機会が多い人なら、やはりエルゴラピードの方がオススメです。

▲ハンドルを持つと本体を上下にスライドさせられる

▲本体が下にあると重心が低くなるため、手への負担が少なくなる

▲本体を上にスライドすると、家具の下なども掃除しやすい

奈津子:伸縮パイプが伸び縮みするため、さまざまな身長に対応している点もいいですね。背の高いお父さんでも背の低いお母さんでも使いやすいですし、子供も喜んで使うのではないでしょうか。充電台に載せれば収納と充電が解決するので楽です。今はパナソニックも日立も三菱もそうなっていますし、今後コードレススティック掃除機はそういうスタイルが主流になるでしょうね。

▲伸縮パイプをここまでコンパクトにすると子供でも使える

▲伸縮パイプを伸ばすと長くなるので、背の高い男性でも掃除がしやすい

■Fenderから高音質モニターイヤホンが登場

安蔵:Fenderブランドから、複数のプロ向けモニターイヤホン「Pro IEM」シリーズが登場しました。ステージなどで装着し、音をモニタリングするイヤホンで、イヤモニなどとも呼ばれます。

▲Fenderブランドのモニターイヤホン「THIRTEEN 6」(実勢価格24万5000円前後)

▲THIRTEEN 6を装着したところ

奈津子:3Dプリント・デジタルハイブリッドテクノロジーによって、カスタムに近いフィッティングを実現したそうです。実際に装着してみると、なるほど確かに私が使っているオーダーメイドのJustEarのイヤモニを彷彿とさせる密着力でした。

安蔵:ラインアップは「THIRTEEN 6」「TEN 5」「TEN 3」「NINE 1」「NINE」の5モデルです。予想実勢価格はTHIRTEEN 6の24万5000円前後からNINEの1万3200円前後までかなり幅広いです。最初の数字がスピーカーのような形をした「ダイナミックドライバー」のサイズ、次の数字が超小型で補聴器にも使われる「BA(バランスド・アーマチュア)ドライバー」の数を表しています。THIRTEEN 6は他社の高級イヤモニと同様に音がバラけていて分離感のある、まさにモニターらしい音作りかと思いましたが、パワフルで音楽性があり、Fenderサウンドを感じました。

奈津子:アジア担当セールス責任者であるチャン・ウェイ・マー氏によると、「なめらかで繋がりのいい音作りをした」そうです。既製品のBAドライバーを用いるのではなく自社設計にしたことで、音の一貫性を出せたと話していました。

安蔵:Fenderの往年のギターアンプのデザインをベースにしたBluetoothスピーカー「MONTEREY」(実勢価格4万4800円)に新色が登場しましたね。個人的には「Black&Silver」の方がなじみはありますが、黄色い「Tweed」のモデルもかわいらしいです。

▲Fenderの往年のギターアンプのデザインをベースにしたBluetoothスピーカー「MONTEREY」(実勢価格4万4800円)2モデル

奈津子:デモではスマホのSpotifyを音源に聴きましたが、シンバルの音やシンセサイザー、低音がすごくクリアに響いていました。小さなトランクサイズなのに、周囲に音を響かせていて、見た目に似合わずパワフルな印象を受けました。まるでアンティークの置物みたいなデザインが女心をくすぐりますね。

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