■ダイソンから画期的なカールドライヤーが登場
安蔵:ダイソンからは、手軽に髪を巻けるというカールドライヤー「AirWrapスタイラー」(実勢価格5万9400円)が登場しました。ヘアスタイリングツールの過度な熱による熱ダメージを防ぎ、使い方も手軽にしたのが大きな特徴です。
奈津子:高速・高圧の気流が物体の側面に沿って流れる「コアンダ効果」を用いて、髪を自動的に巻き付けるのがユニークな特徴ですね。職業柄、髪が傷んでしまうぐらいヘアセットを1日中何度もしてもらうことがありますし、タレントじゃなくてもヘアセットと髪のダメージの関係性は切り離せないものですよね。髪への負担を極力減らすという発想は素晴らしいと思います。
安蔵:デモをした美容師の方はすごく簡単に髪の毛が巻き付くと話していましたが、実際にはなれるまでコツがいりそうですね。
奈津子:そうなんです。気流を生かしてヘアセットするため、宙を舞ってしまう髪をキャッチしなければならないんです。また、髪を事前にしっかりと濡らしてから使用しないと、カールがちゃんとつかないと感じました。体験時に気になったのは、ヘアの右半分と左半分でカーラーをチェンジしなければならないことです。熱いのに交換するのは面倒で、これは今後解決すべき課題かもしれないと感じました。
■ボーズからAlexa対応のスマートスピーカーが登場
安蔵:ボーズがAmazon Alexaに対応するスマートスピーカー「Bose Home Speaker 500」(実勢価格4万7000円)を発売しました。ディスプレイを搭載しており、再生中の楽曲のアートワークを表示したりできるのが特徴です。
奈津子:コンパクトながら、2つのカスタムドライバーで迫力とひずみのない音を両立したそうです。3つのプリセットボタンがあり、好きな曲やプレイリストをワンタッチで聴けるのが便利なんですよ。これは以前に発売した「SoundTouch」にもある機能ですが、実際かなり使えます。通常のスマートスピーカーよりも音の広がりが素晴らしく、雑味がなく聞き取りやすさが格段に違うと感じました。
安蔵:ボーズらしいサウンドという感じですね。2019年初頭にはアップルの「AirPlay2」にも対応する予定とのことです。また、サウンドバータイプのホームシアタースピーカー「Bose Soundbar 500」(実勢価格6万6000円)と「Bose Soundbar 700」(同9万6000円)も登場しましたね。
奈津子:こちらもAmazon Alexaに対応するのが特徴です。Bose Soundbar 500ではスポーツ中継のデモ映像などを視聴しましたが、横の広がり感が凄くて臨場感があり、ボーズ独自の「Quiet Portテクノロジー」のおかげでクリアに聞こえました。
安蔵:Bose Soundbar 700には音の指向性を細かくコントロールできる「フェーズガイド・テクノロジー」を搭載しており、壁に音を反射させるなどしてさらなるサラウンド感の演出を実現しています。
奈津子:映画のでも映像を見ましたが、ドアや車の軋む音がスピーカーがない壁から反応して聞こえてきました。役者のセリフがクリアで、緊迫する車内のリアルなサウンド感も演者側としてうれしい機能でした。まるでウーファーが入っているのかと思うほど重厚感があります。
安蔵:大音響で楽しんでいても、Alexaがしっかり反応するんですよね。
奈津子:「Alexa、ミュート」と声をかけると消音されるので、来客時や電話着信時などに便利ですね。サウンドバーはテレビの音を高音質化できるお手軽モデルというイメージがありましたが、全然違いますね。
(取材・文/安蔵靖志 奈津子)
ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中(火曜18時〜)。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」