SUVは今、日本の自動車マーケットで売れ筋のジャンルだ。でもだからこそ、街を走るSUVが増えれば増えるほど、悩ましく思うSUVオーナーも少なくないのでは?世の中にSUVが増えるのに比例して、かつてあった“特別感”が薄まってしまうためである。
世界的にブレークし始めた2000年頃であれば、SUVはセダンやステーションワゴン、ミニバンなどとは明らかに異なる、自己主張できるクルマだった。しかし、2017年に日本で販売されたSUVは、5年前の2倍に相当する約45万台。ここまで増えてしまうと、SUVは特別な乗り物だ、なんて、誰も思わないだろう。
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