■細かい工夫が各所に!
バッグ自体は、いわゆるボディバッグタイプです。ウエストに巻いてもいいのですが、やっぱりたすき掛けに持つ方がカメラも取り出しやすくていいのかなと。
ストラップはちょっと細めですが、軽やかに持てそうなので、これはこれでOK。
ではバッグ本体を見ていきましょう。
マチは結構あります。MOUTHのサイトには底面の奥行きが約8cmとなっていますが、感覚的にはもうちょっとあるかな。
上面中央にはメインファスナーが付いています。端から端まで付いているので、全開にすると結構大きく開きます。
そして、他のボディバッグにはない、おそらくこのバッグ最大の特徴があります。それが、バッグの体側にもうひとつ付いているファスナーです。
ここを開くとメインとは別の荷室が登場…、するわけではなく、メインファスナーと同じくメイン荷室にアクセスできるようになっています。
それって意味ないのでは? と思っちゃいますよね。でもちょっと思い出してください。メインの荷室にはインナーケースを入れます。そしてこのファスナーは、マチの体側の端に沿って取り付けられています。
なので、このファスナーからはインナーケースとバッグの体側の隙間にアクセスすることになります。インナーケースにはカメラを入れる。でもカメラの他にも、財布やスマホなどを入れたい。それらは取り出す機会が多い。カメラにはストラップが付いているから、財布やスマホをインナーケースに入れると、ストラップが邪魔で取り出しづらい。それって「テールメイトS」の時と変わらない。
そこで、この体側のファスナーが生きてきます。ここに財布やスマホを入れておけば、カメラのストラップに悩まされることなく、すぐに取り出せるんです。
しかもバッグ内部の体側には小さいポケットが付いています。そう、財布やスマホはここに入れればいいんです! このファスナーの存在が「BUSY MOUTH」を購入した最大の決め手だったんです。
ちなみに、表側(体と反対側)にはもうひとつファスナー付きのポケットが付いています。
この手の表側にあるポケットって、多くのボディバッグには付いています。でも実はこれまで、有効に使えたことがなく…。おそらくこの「BUSY MOUTH」でもあまり使わいかも…。ただし、しっかりと閉められるので、予備のSDカードなどを入れておくにはいいかもしれません。
と、ここまでの説明でもうお分かりかと思いますが、これまでボディバッグでは見たことがない体側にあるファスナーの存在、これがこのバッグを購入しようと決めた最大の理由だったんです。
ちなみに他にも、細かい部分で使いやすさに配慮された設計になっています。
メインファスナーと体側のファスナーは、引っ張りやすいように環状のパーツが付いています。ゴム管付きなので、滑ることなくしっかり引っ張れます。またメイン開口部は、片側が被さるようになっているので、少々の雨なら中に浸水する心配はなさそう。バッグの素材もナイロンなので、多少の水滴なら弾いてくれそうです。
また表側のファスナーには金属製の引き手が付いています。ここもファスナーが見えなくなるような被せが付いているので、引っ張りやすくなっているのはうれしい。デザインのアクセントにもなっています。