■テレビもエアコンも照明もリモコンいらずに!
さてさて、これで本当に設定編は終了。いざAlexaにお声がけしてみたいと思います。緊張の一瞬…、「アレクサぁ!」
やったー、やりました! そうそう、こういうことがしたかったんですよ。スマスピで。いかにもITっぽい使い方ができて感動もひとしお。しかし、まだまだ登録された家電はあるのです。続いて、エアコン!
完璧ですね。もうリモコンなんて必要ないのでは、とすら思う便利さ。導入してからというもの、毎日ソファーに寝っ転がりながら、Alexaに命令する日々。ベンリベンリ…って、運動不足に拍車がかかりそう…。
しかし、人間というものは利便性に勝てない生き物なわけでありまして、おそらく夏場は布団に入ったまま暗い部屋で「アレクサぁ、扇風機をつけて~」とか、「エアコンを入れて~」とか偉そうに命令しまくる姿が今から見えます(笑)。
■チャンネルも変えられる
当然この「Nature Remo」、電源をオン・オフするだけではありません。テレビリモコンなら対応するボタンを登録しておくことで、細かい音声コントロールができるようになっています。それぞれ、家電によって何ができるのか、ザッとまとめてみました。
エアコン
「リモでエアコンをつけて(消して)」
「リモで暖房(モードを指定)をつけて(または消してや変えてなど)」
「リモで暖房(モードを指定)◯度にして」
「リモで◯度にして(モード変更なし)」
テレビ
「リモでテレビをつけて(または消して)」
「リモで◯チャンネルに変えて」
「リモで消音にして(または音を消して)」
ライト(照明)
「リモで明かり(ライト、照明、電器)をつけて(または消して)」
■センサーを駆使して高度な家電コントロールも!
さらに高度な使い方では、「Nature Remo」に内蔵されている温度、湿度、照度、人感センサーを使うことで自動化が可能。たとえば寒い日が続く場合は「部屋の室温が15℃以下になったら電源をオン」「朝の6時に自動でエアコンをオン」といった使い方ができるわけです。もうこれ未来ですよ、未来。
他にも「シーンを追加する」で複数の家電をコントロールすることも。「ただいま!」とスマスピに言えば、“テレビと照明とエアコンをオンにする”という複雑な制御ができるわけです。もうこれ未来ですよ、未来。フューチャー。
* * *
以上、スマートリモコン「Nature Remo」を使ったスマートスピーカー活用によるスマートホームの作り方でした。何回スマートって出てくるんだ、と自分にツッコミを入れたくなるところですが、本当に家電が賢くなるってライフスタイルが変わるなあと実感。あれだけの数のリモコンが家にあることも驚きですが、スマホと音声コントロールにまとめることで、間違いなく家はキレイに片付くわけですし、「妖怪リモコン隠し」も現れなくなるということ。
現状はスマスピとスマリモを連携しないとスマホムにならないけど、近い将来にデフォルトで搭載される機能になりそう。期待してます。
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(写真・文/&GP編集部 三宅 隆)