シースルーなボディに満足!ハイテク焚き火台「ファイアピット」【アウトドア銘品図鑑】

■組み立て

メッシュに囲まれた本体とファン内蔵のバッテリーパック、焼き網、バッテリーパックの充電用ケーブルです。これらはすべて本体の中に収納して持ち運べます。ちなみに、燃料ラック(ロストル)は本体の中に入っています。

収納サイズは33×68.6×H26.7cm で重量8.98kg。メッシュボディのおかげでしょうか、サイズの割に軽く感じます。

本体の底に折りたたみ式の脚が付いています。プッシュボタンでロックできるのが安心です。

燃料ラックの場所を設定します。木炭で調理するなら上部のフックに引っかけ、薪を入れるなら燃料ラックをそのまま底に置きます。燃料ラックの脇のハンドルは可倒式なので、薪の場合は倒しておいても問題ありません。

バッテリーパックを取り付けます。本体下部のフックに引っかけたら、ボタンを押しつつ上部の金具に差し込みます。ただ載せるだけではなくしっかり固定できます。

組み立て後の高さは40.1cm。ローチェアだと膝あたりになり、みんなでぐるりと囲み、座って焼き焼きできる高さです。

 

■着火

基本的な着火手順は他の焚き火台と同じです。燃料ラックは隙間が広く、小さな着火剤だと下に落ちてしまうので、細め・薄めの薪を何本か並べてその上に着火剤を載せてライターで着火します。着火剤の炎が当たるように細めの薪をこんもり載せてしばらく放置。思いのほか燃料ラックが大きいので、乾燥も兼ねて脇に太めの薪も入れておきました。

バッテリーパックの電源をオン! 風量は4段階。最初はローで静かに風を送ります。10分もすると炎が安定しました。

熾(おき)になったことを確認できたら、太めの薪を追加。状況によってファンを回して風を送ります。

風を送ると炎が大きくあがります。ただし、ローでは炎が上がるのですが、ハイにすると上部の風で炎が暴れます。ファンを止めてからの方が炎の勢いを実感するでしょう。煙は着火までに少し出ますが、燃焼が進むとほとんど上がりません。また、時間がたって底に灰がたまった状態でも、空気は灰の上から出るので底の灰が巻き上がることはありませんでした。

ただし、当然ですがファンを多用すると薪をどんどん消費します。

【次ページ】長めの薪も余裕で入る!

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