アイリスオーヤマからスマスピ対応シーリングライトが登場!【最新家電レポ3選】

■“ウルトラマラソン”にも対応するBluetoothイヤホンが登場

安蔵:米JayBirdから、「ウルトラマラソン」にも対応するヘビーデューティー対応のBluetoothイヤホン「Tarah Pro」(実勢価格1万9880円)が登場しました。

▲米JayBirdのスポーツ向けBluetoothイヤホン「Tarah Pro」(実勢価格1万9880円)

奈津子:バッテリーが最長14時間も持つところが素晴らしいですね。ちなみに、北海道のサロマ湖で開催される「サロマ湖100kmウルトラマラソン」の制限時間となる基準タイムは13時間なので、Tarah Proは1時間も余裕があることになります。

安蔵:実際には再生用にプレーヤーが別途必要になるので、ウルトラマラソンの本番中に聴くのは困難ですが(笑)、IPX7の防水・防汗も備えているので、ランニングやウォーキング中の突然の雨にも心配ないですし、汗をかいても安心です。

奈津子:装着してみると、密着感がとてもいいですね。デザインもシンプルだから、どんなトレーニングウェアにも合いそうです。

安蔵:Tarah Proは10月に発売した「Tarah」(実勢価格1万3880円)の上位モデルという位置付けですが、同じく10月にフラッグシップモデルとして登場した「X4」(同1万6880円)とは違ってイヤーチップとフィンが一体型になったソフトシリコンジェルを採用しています。

奈津子:より自分の耳にフィットしやすいモデルを選びたいならX4の方が向いているということですね。

安蔵:耳の穴は大きいけど耳は小さいとか、その逆だったりとか、「合わないな」と思うことがあるのであればX4がおすすめですが、X4はバッテリー持続時間が8時間、Tarahは6時間なので、14時間もバッテリーが持つTarah Proは魅力ですよね。

奈津子:X4と同様に耳の上からかける「オーバーイヤー」型と下に垂らす「アンダーイヤー」型のスタイルを選べる“スイッチフィット”になっているので、Tarahよりも付け心地がいいです。密閉されているからこそ音の再現性も高くて没入感がしっかりと得られますね。

▲耳の上からかけて装着することも可能

安蔵:スマートフォンアプリで音質を好みに合わせて調整できるのも大きな魅力だと思います。

■アイリスオーヤマのLEDがスマートスピーカーに対応

安蔵:アイリスオーヤマからスマートスピーカー対応のLEDシーリングライトとLED電球が登場しましたね。Wi-Fi経由で調色や調光ができるフィリップスの「Hue」、Bluetooth経由で操作可能なパナソニックの「LINK STYLE LED」などがすでにありますが、アイリスオーヤマはLEDシーリングライトなら1万2800円から、LED電球なら3980円からという価格の安さが魅力です。

▲スマートスピーカーを使って声で操作できるアイリスオーヤマのLEDシーリングライト

▲LED電球もスマートスピーカーに対応する

奈津子:アイリスオーヤマは2018年に社長が交代し、11月は4K液晶テレビを発売して黒物家電にも参入していくなど、大きな変化があったメーカーの1つでしたね。2019年1月には韓国の仁川工場、2月にはフランス工場、4月には米国のペンシルバニア工場が完成し、既存の大連工場と4拠点体制で製造を進めていくそうです。乗りに乗っているというのはこういうことでしょうか。

安蔵:アイリスオーヤマは低価格ながらいいところを突くものづくりをしていることもあって、業績が右肩上がりですからね。

奈津子:新製品はWi-Fi環境とGoogle HomeもしくはAmazon Echoシリーズがあれば音声操作ができるのが特徴です。明るさを変えられる調光のみのシンプルなモデルから、色合いも変えられる調光・調色対応モデル、LED電球は自由自在に色を変えられる「RGBWモデル」も用意しています。

安蔵:フィリップスの「Hue」はハブとなる「Hueブリッジ」を有線LANにつながなければならないので設定が面倒だったのですが、これはWi-Fiルーターにさえつなげれば接続できるのが手軽なところです。

奈津子:パナソニックのLINK STYLE LEDもBluetoothで接続できるのは手軽ですけど、外出先からコントロールしたり状態を見たりできないのが残念なところですが、これならどちらもできるのが魅力ですね。LINEの「Clova」シリーズには対応していないそうで、今後の対応は未定とのことです。このフレーズ、IoT家電の発表会では必ず聞く気がします……。

安蔵:ClovaはやはりGoogle、Amazonに比べると弱いですよね。ただ、フィリップスのHueはClovaにも対応しているんですよ。

奈津子:そうだったんですか! アイリスオーヤマとしては、今後照明に音声操作が付いてくるのはマストだと思っており、スマートスピーカーを利用をすることでより快適にしたいとのことです。我が家でもHueを愛用しており、その便利さを痛感しているので、この見解にはかなり同意します。

安蔵:本格的に家中の照明をスマホや音声でコントロールしたいのであればHueはかなり便利なのですが、Hueは電球タイプが中心で、日本の家庭に普及しているシーリングライトがラインアップされていないんですよね。そういう意味でアイリスオーヤマの製品は、今までになかったスマートスピーカー対応LEDシーリングライトということでかなり注目のモデルです。

▲アイリスオーヤマのLEDシーリングライトの変遷

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