■ブルーエアからWi-Fi対応のスタンダード空気清浄機が登場
安蔵:ブルーエアの空気清浄機「Blueair Classic」シリーズに、スタンダードモデルの「X05」シリーズが登場しました。高性能でデザインもシンプルながらスタイリッシュ、さらに本体がスチール製で高級感もあるのが魅力なのですが、価格が高めなのがネックでした。そこで新モデルでは空気の質を測るセンサーと「オートモード」を省いて、価格を抑えたというのが特徴です。
奈津子:世界基準ナンバー1の性能と入手しやすい価格、いうなれば「コスパ最強モデル」でしょうね。先日発売されたアイロボットのロボット掃除機「ルンバe5」といい、各メーカーが本気を出して市場へ浸透させていくために、普及価格帯を設定した戦略的モデルが増えてきたように思います。
安蔵:日本の空気清浄機の所有率は約43%で、先進国の中では高い割合だそうですが、まだまだ低いようにも思えますよね。
奈津子:2018年の空気環境トレンドは風しん、マイクロプラスチック、インフルエンザ、中国の大気汚染などが話題になりました。振り返ってみると今年も相変わらずで、さまざまな外的要因による空気環境との戦いがありましたね。2019年はスギやヒノキの花粉もさらに深刻になるらしいです。私は深刻な花粉症なので、今から恐怖を感じています。
安蔵:私も数年前から花粉症なので、きちんと対策しないときついです。
奈津子:日本の空気清浄機市場は世界的に見ると変わっているんだそうですね。
安蔵:そうなんですよ。日本では加湿空気清浄機が人気の中心で、暖房機能というか加湿機能付き暖房も含めると市場の84%を占めるそうです。でも海外では空気清浄機能単体のものが人気で、中国では約71%、韓国では約57%が単機能なんだそうです。
奈津子:日本は外国に比べて部屋が狭いから、室内を効率的に使うために複合タイプが支持されているのかもしれませんね。
安蔵:加湿器と空気清浄機は性質が異なるものなので、できれば別々にした方がいいのは確かなんですが、やはり一緒になっていると場所も取らないし割安感があるのは確かですよね。ただ、ブルーエアは国内メーカーの加湿器や加湿空気清浄機と違ってフィルターを交換するだけで、お手入れが全く不要です。フィルター代が定期的にかかりますが、手間をかけずに空気をきれいにしたい人にはおすすめです。
奈津子:同時にカジュアルな空気清浄機「Blue Pure 231」(実勢価格3万9000円)も登場しましたね。
安蔵:こちらは従来モデル「Blue Pure 221」からのマイナーチェンジで、フィルターが折りたためるようになったため、交換フィルターの保管や廃棄のときに便利になりました。
奈津子:大きなホコリを取る「プレフィルター」が、兄弟モデルの「Blue Pure 431」と同様にカラフルになったので、よりかわいらしくなりましたね。
■ダイキンのロングセラー暖房「セラムヒート」が5年ぶり進化
安蔵:ダイキン工業から、電気ストーブ「セラムヒート」(実勢価格3万円)の最新モデルが登場しました。5年ぶりのデザインチェンジになります。
奈津子:若者に売れていなかったので、30代の家庭にも合うように直線的なデザインを取り入れたそうですね。個人的にはマットホワイトが洗練されていて好きです。
安蔵:セラミックヒーターとしては割と高めなので、どうしても購入する年齢層は高めになってしまうと思うのですが、デザインが洗練されたのはどの世代にとってもうれしいことですよね。
奈津子:操作部を全て上に配置して前面をスッキリさせただけでなく、ダイヤルを回すとワット数がデジタル表示されるようになり、消費電力が一目で分かるようになりました。付けても全然まぶしくないのがいいですね。逆に付けてることを忘れてしまいそうですが、電源がオンになるとダイヤルが光るので、前からでも使っていることが分かるようになっています。
安蔵:新たに人感センサーも搭載しました。15分間不在だと、自動停止して消し忘れを防止してくれます。
奈津子:ヒーターを縦にしたり横にしたり動かせますし、角度も調節できるので、脱衣所に置いて入浴前後のヒートショック対策にもいいですね。
安蔵:エアコンやファンヒーターのような風を出す暖房と違って、乾燥しにくいのが売りの一つです。離れていても温まるため、設置場所の自由もききやすいですし、遠赤外線が出るため体が芯まで温まるのも大きな魅力です。