その年を象徴する“年グルマ”を選ぶ日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)。2018-2019シーズンの大賞は、ボルボ「XC40」が獲得した。
このアワードは、自動車メディアを中心に構成される実行委員会が選んだ60名の選考委員が、1次選考で残った10台のモデル=“10ベストカー”の中から1台を選出ものだが、今回の最終選考会は、いつもより1台少ない9台で争われた。
実は、スバル「フォレスター」が10ベストカーに選出されていたのだが、完成検査不正問題を理由に、10ベストカーの受賞を辞退したのである。その判断の是非はともかく、10ベストカーに選ばれていたということは、それだけ、フォレスターはクルマとしての評価が高かったわけである。そこで今回は、COTYの10ベストカー受賞を辞退した、フォレスターの本当の実力に迫ってみたい。