■タープ泊研究中に運命の出合いが
私がキャンプを始めたきっかけは、登山でした。低山(1,000m級)から始めて、次第に北アルプス等を登るようになり、山小屋泊もするようになりました。それはそれで魅力ではありますが「“テン泊”したい!」そう思い、ギアを揃え始めました。山小屋だとすごく狭いところに雑魚寝で、隣のオジサンと唇が近すぎて、変な気持ちになりませんか?(私もオジサンですけど。笑)
それはさておき、登山は早朝から登ることがほとんどなので、低山を登る際の前泊や下山後の宿泊としてもキャンプをしていました。そして、次第に登山の勉強をしていくうちに「ビバーク」というキーワードに出合いました。
つまり、緊急避難的に一夜を過ごすこと(私の解釈ですが)。そういう事態を想定し、そのスキルを身につけよう! そう思って、行きついたのが今のキャンプスタイルです。従って、今でもあまり多くのギアを使わずに、こだわり抜いた、限られたギアだけでキャンプを楽しんでいます。
登山時のビバークを想定していますから、当然ギアの重量は軽くなくてはなりません。山岳テントよりも軽く、テントに使えるもの。それは、タープでした。
骨組みもなく、ポールもなく、ロープワークを駆使して、シェルターを作る。このスタイルに出合った時、この技術を極めよう! そう直感し、しばらく登山はせずにキャンプをメインにタープでビバーク体験を行っていました。
はじめはフルオープンだし(クローズすることも張り方によってはできる)、虫とか、蛇とか、いろんな野生動物とか出てきて大丈夫かなと、いろんな不安がありました。でも、SNSなどで情報収集してもその対策はあまり載っておらず、タープ泊している外人さんがさも当然のようにカッコよくお洒落にやっているので、ひとまずやってみました。
まー、虫に刺されましたよ。蚊とか、ダニとか、ヒルにちゅーちゅー。さんざんでしたが、とにかく開放感がすごかった。そして、これはやってみた人にしかわからないかもしれませんが、よく分からない達成感。数日もすれば虫刺されの痕なんか忘れますから、また次行っちゃうんです。そしてまた刺される(笑)。次第にいろんなことを調べ、虫対策を学びました。まー、それでも刺される時は刺されますけどね。一番大事なのは、慣れ。
虫対策の話はまた別の機会にすることにして、話を戻します。
そう、軍幕との出合い。前述したようにタープ泊を研究していたところ、インスタグラムで発見! 色々調べていくうちに、完全に軍幕にはまったわけなのです。
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(文・写真/RYU)
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