■スズキ
新型ジムニー生みの親であるスズキが、ジムニーとジムニーシエラのコンセプトモデルを出展。参考出品となるジムニーのカスタムモデルは「ジムニーサバイブ」。
極限の状況下でも力強く自然の中を走破できることをコンセプトに仕立てられたものです。グレーメタリックのボディの四隅にはボディをガードする鉄板が貼られ、前後のライトにはプロテクターを装備。
そして最低地上高を高めて悪路走破性をアップ。フロントはアンダーガードとパイプバンパーが印象的。
ルーフキャリアのように見えるのは、アウターロールケージ。各ピラー部にがっちり固定されたハードなスタイルが、ジムニーサバイブの極限下での高い走破性をイメージさせます。
素の状態でも遊び心をくすぐられるジムニーですが、ジムニーサバイブは見ているだけでワクワクするような雰囲気に溢れています。特別仕様などでぜひ発売してほしい。本気でそう感じる1台です。
そして1.5L NAエンジンを搭載したジムニーシエラの参考出品車がこちら。「ジムニーシエラピックアップスタイル」です。
実はジムニーの輸出仕様には、ホイールベースを延長したピックアップトラックが設定されたこともありました。この参考出品車を見ると、新型ジムニーでピックアップトラックの登場を熱望する人が増えるのではないでしょうか。
デザインは全体的にアメリカンな雰囲気にまとめられています。サイドのウッドパネルがビンテージ感を漂わせ、フロントバンパーはアンダーガードで厚みを増し、フルサイズピックアップのような迫力を醸し出します。一方でグリルはディーラーオプションで用意されるフロントグリルをボディ同色に塗装し、高級感を高めています。
この白いホイールもクラシカルな雰囲気が漂っていい感じですね。
荷台は決して広いとは言えませんが、元のサイズを考えれば十分。生活の中でピックアップトラックや軽トラックを必要とする人たちにとっては、十分なサイズ感といえそうです。
シエラピックアップスタイルは、とにかくオシャレ! 大型の輸入SUVに乗る人が奥様用のセカンドカーに使ったりすると、ハマりそう。こちらも市販化を熱望したい1台でした。
■PRO-STAFF
大阪にあるカスタムショップ「PRO-STAFF」は、自身のブランドであるJCW DESIGNからジムニーを出品。その名も「mini G63」。会場では、AMG G63のカスタムカーと一緒にジムニーを展示していました。
フロントバンパー、フロントグリル、オーバーフェンダー、リアバンパー、テールランプ、そしてボンネットにGクラスならではの世界観を盛り込み、文字通りG63ルックに。ボディカラーもダイヤモンドホワイトにしたのがこだわりです。
Gクラスと言えばこのフロントウインカー。プレミアムSUVの雰囲気をジムニーでうまく再現。
こちらのパーツはまだ開発中で、価格等は発表されていません。これまでも軽をワーゲンバスやハマーH2ルックにするカスタムがあったりしたので、この世界観が好きな人にはたまらないものとなるはず。
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