スマホ対応G-SHOCKに向く人、スマートウォッチに向く人の見分け方

■同じような価格帯で分かれる役割

まず両者のスペックを。左は2018年11月に発売されたG-SHOCKのスポーツライン「G-SQUAD(ジースクワッド)」の「GBA-800DG-7AJF」(価格:1万8500円/税抜き)。GBA-800シリーズの最新作で、バスケットボールウェアにインスパイアされたデザインがテーマになっており、専用アプリケーション「G-SHOCK Connected」と連携し、ワークアウトに適した機能が特徴。

アプリ連携により5段階運動強度付歩数ログ、カロリー算出や目標歩数設定、更にタイマーメニュー作成+転送、ストップウオッチ計測データ保管、データ一括確認など、トレーニングメニューの簡単作成や活動記録により、身近にスポーツを楽しめます。

一方、右側の「Fitbit Versa」(実勢価格:1万8000円前後)は、これまたフィットネスに特化したスマートウォッチ。心拍計や歩数計はもちろん、睡眠時間や質の計測から、スマホ連動による通知機能など、最先端ガジェットのすごさを感じることができるアイテムになっています。

 

■タフなスマートウォッチ的ポジション

▲G-SQUADらしい手前のビッグボタンを押すと、「スーパーイルミネーター」で文字盤全体を照らす

スマホと連動するという意味では、どちらもスマートウォッチ。でも「GBA-800DG-7AJF」は、デジ×アナのMIXモデルで、電池内蔵タイプだから充電は不必要。しかも約300都市対応のワールドタイム機能があり、最大5つの時間設定が可能なインターバル計測用のタイマーを搭載するほか、G-SHOCKらしいスーパーイルミネーターとゴツゴツしたボタン類が武骨な雰囲気を醸しています。

スマホ連動でアクティビティを計測してくれるわけですが、専用アプリ「G-SHOCK Connected」で一日の行動範囲やカロリー消化を表示。

▲アプリを開くと、時計右下のボタンを長押しすることで、スマホとリンク。ワールドタイム機能は国名を選ぶだけで時計が連動。デジタルの強みが融合されています

▲3軸センサーを搭載したことで、歩数データを計測。さらにスポーツウォッチとして必要なタイマーやストップウォッチとしての機能もリンクするように設計されています

使ってみた感想としては、やはりG-SHOCKとしてのタフネスは安心できるということ。ランニングはもちろんアウトドアでも、「液晶を傷つけたくないな」と躊躇するスマートウォッチと違って、耐久性を気にしなくていいですし、そもそも電池のことを考えなくて済むという大きなメリットがあります。

いい意味で、雑に扱ってもいいところがG-SHOCKの良さですし、そこにスマートウォッチとしての機能性がプラスされているのは、使い道の幅を広げていると感じました。

【次ページ】スマートウォッチならではの豊富な機能性

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