買う前にお試しができる!カメラ初心者が「カメカリ」で憧れの一眼レフを借りてみた

■「F値」を変えて背景をぼかす!

今回の目標は、「背景がいい感じにぼけた写真を撮る」「一瞬を切り取った写真を撮る」の2つ。あれこれ試しながら練習してみました。

さっそく、背景のぼけた写真にチャレンジ。まずカメラを「A/Av(絞り優先オート)」モードに切り替えます。F値だけを任意の数値に設定でき、それ以外の項目はカメラにおまかせできるモードです。

▲「F5.6」がF値。「F4.5」「F8.0」というように表わされる

ひとまず、そのときの数値のまま撮ってみました。

▲手前の花にピントが合い、背景がぼけている

次に、F値を小さくして撮影。

▲花がより際立って見える

このように、F値が低いほど背景のぼけは強くなります。また、被写体に近づく(ズームする)こともポイントです。この調子で練習してみました。

▲素人なりに、季節感が出せたような気がするのだが…

逆に、背景をぼかさずに全体をはっきりと見せたいときは、F値を大きくして撮影します。

まとめると、背景をぼかすポイントは3つ。

  • カメラを「A/Av(絞り優先オート)」モードに切り替える
  • 「F値」を小さくする
  • 被写体に寄る(ズームする)

 

■「シャッタースピード」を速くして躍動感を出す!

次は、「一瞬を切り取った写真」にチャレンジ。まず、シャッタースピードを調節できる「S/Tv(シャッター優先オート)」モードに切り替えます。カメラによっては、動きのある被写体を撮るのに最適な「スポーツモード」を搭載するものもあります。

▲「320」(=1/320)がシャッタースピード。シャッターが開く秒数を表す

ひとまず、撮ってみました。

▲流れの勢いは感じられる

次に、シャッタースピードを速くして撮影。

▲水しぶきがはっきり見え、白波が立つ様子もよくわかる

一瞬を切り取った躍動感のある写真になりました。同じ被写体でもシャッタースピードを変えるだけでイメージが違ってきますね。それでは練習。

▲ピントが合っていない…が、水のはねる躍動感は伝わる…はず

▲水が玉になって落ちていくように見える。実際は細く流れている

作例が水ばかりで恐縮です…。今度は動物とかスポーツ選手を撮ってみようかな。

まとめると、躍動感ある写真を撮るポイントは3つ。

  • 「S/Tv(シャッター優先オート)」モードに切り替える
  • シャッタースピードを高速にする
  • 一瞬を見極める

反対に、シャッタースピードを遅くするとこんな写真が撮れます。

▲シャッターが開くあいだ、ライトを点灯させたスマホを動かす

もうちょっと工夫すれば「いいね!」がもらえそうなこの写真も、シャッタースピードを遅くするだけなので簡単でした。手持ち花火やペンライトを使ったり、複数人で絵や文字を書いたりすれば、もっとSNS映えする写真が撮れそうです。

【次ページ】レンズを試してみたい中上級者にもオススメ

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