■書類を持ち出してメモ書きもできる電子ペーパー端末が登場
安蔵:富士通クライアント・コンピューティングから「手書きができるペーパーレスノート」をコンセプトにした電子文房具「電子ペーパー P01/P02」が登場しました。
奈津子:広報担当者によると、2018年12月18日に発売してから想定よりもかなり売れているそうです。私自身も割とメモ魔なのですが、最近話題になっている「メモの魔力」(前田裕二著)という本の熱烈な読者なので、よりメモ魔になっているんです。
紙のメモは脳に結びつきやすくていいのですが、検索のしやすさや、気軽に書いたり消したりできる点を考えると、デジタルもいいですね。
安蔵:ペンを使って書いてみると、紙の書き味をかなり追求した印象はありました。私はアップルのiPad Proを使っていて満足しています。電子ペーパーは約3週間もバッテリーが持つというのが魅力ですが、ちょっと高いですよね。
奈津子:発表会に登壇したおもちゃクリエイターの高橋晋平さんは、数日前にメモした内容を見返すと、違う視点のアイデアが出てくるようになると話していました。
文具ソムリエールの菅未里さんは、取材中にパソコンを先方に見せるときには汚れが付いていないかが気になってしまうので、手の汚れが目立たないところがいいと話していました。
紙に書いた取材メモをなくしたことがあるので、クラウド上に残しておけるのはありがたいとも話していましたね。
■アイリスオーヤマがドラム式洗濯機とスティック掃除機を発表
安蔵:アイリスオーヤマが同社初のドラム式洗濯機「HD71」(直販価格14万8000円)を発売しました。
奈津子:加速するドラム式洗濯機の高級路線とはあえて一線を画し、1〜2人暮らしで使いやすいものにし、乾燥機能も付けないことでコンパクトにしたとのことです。
私のような世代には初期費用が少なくて済み、場所も取らないのでちょうどいいと思いました。
安蔵:縦型洗濯機の防水パンにそのまま設置できるコンパクトさは魅力ですね。節水性も高いですし。ただ、乾燥機能付きのモデルでも15万円前後から購入できますし、このモデルは洗濯容量7.5kgと決して多くはないので、価格的な優位性はそれほど高くないですね。
個人的にそれよりも気になったのが、モップ付きコードレススティック掃除機の最新モデル「KIC-SLDCP6」(実勢価格2万4800円)です。
奈津子:静電モップ付きでホコリをサッと取って、掃除機で吸えるというユニークな掃除機の第2弾ですね。
第1段モデルの「KIC-SLDCP5」(実勢価格2万2000円)は下重心の、いわゆる「エルゴラピードタイプ」だったのですが、第2段モデルは上重心の「ダイソンタイプ」になりました。付属の台は立てかけるだけで充電はできないけれど、収納的には便利ですね。
ただ下重心のモデルは収納と充電が一緒にできるから、やっぱりそっちの方がいいような気もします。
安蔵:下重心タイプはフロア掃除特化型で、上の方のホコリを取るのはモップにおまかせという感じですね。新しい上重心タイプはハンディ掃除機としても使いたいという人向きです。
収納しながら充電できる下重心タイプの方が吸引力もありますし、バランスはいいですね。