バックグラウンド再生対応!「YouTube Music」を2か月使ってわかった3つの利点

1.バックグラウンド再生に対応

今回は「YouTube Music」の有料プラン(iOS版は月額1,280円、Android&webは月額980円)での使い勝手を中心に紹介します。

これまでYouTubeで音楽を聴くのがメインだった人なら、このサービスに入って損はありません。なぜなら、YouTube Musicの有料プランはバックグラウンド再生に対応しているから。

▲「ホーム」画面には再生履歴に基づくおすすめなどが表示される(写真左)。「ホットリスト」では話題のミュージックビデオがチェックできる(写真右)

おそらくこれまでYouTubeで音楽を聴いてきた人の多くは、非公式なYouTube再生アプリを使っていたと思います。これらのアプリはある日突然使えなくなるという可能性を秘めているのも事実。実際、人気のあったアプリでも公開が停止されたことは過去に何度もあります。「YouTube Music」アプリならそんな心配は一切不要。バックグラウンド再生がスムーズにできるというのは、使ってみると非常に便利です。

筆者の場合、YouTubeで音楽を聴くのはSpotifyで配信していないアーティストの音楽が聴きたいときが大半。「好きな芸人さんのラジオの音源を聴きながら作業したいときにこれはいいかも?」と思ったのですが、残念ながらラジオ番組などはヒットしませんでした。ただし、このラジオ音源というのもグレーなコンテンツなのであしからず。

また、ダウンロードしておけばオフラインでも再生できるのはYouTubeとの大きな違い。この機能を使えば、飛行機内や海外での利用、データ通信量の残量が少ないときにも安心です。また、YouTubeとYouTube Musicで聴いている楽曲で自動的にプレイリストを作成し、端末のダウンロードしてくれる「オフラインミックス」という機能もあります。利用するにはあらかじめ設定が必要ですが、これはYouTube Musicならでは!

▲オフラインミックスは1〜100曲まで任意で指定できる(写真=左)。楽曲は動画として再生するか、音声だけを再生するかをワンタップで切り替え可能(写真=右)

 

2.ふわっとしたキーワードで曲が探せる

CMや海外ドラマを観ていて曲が気になったらすぐスマホで調べるのが習慣になっています。「Siri」や「Shazam」に音楽を聴かせて曲名やアーティスト名を調べることもありますが、該当しそうなキーワードを複数入力してGoogle検索することも多々あります。

YouTube Musicは検索機能が強化されており、楽曲名やアーティスト名がわからなくても、キーワードや歌詞の一部を入力して検索可能。これはさすがGoogleサービスだなという印象です。これまではGoogleで検索していましたが、最近はYouTube Musicで検索することが増えました。

▲ここでは「携帯電話 CM曲」で検索してみた(写真左)。CMに使われていた曲が絞り込まれている。ただし、何のCMかまではわからない(写真右)

この使い方ができる音楽ストリーミングサービスはほかになく、YouTube Musicならでは。自分で検索して音楽を聴きたいときには便利です。

 

3.ライブ音源が聴ける

YouTube MusicはYouTube上の動画を抽出しているので、ライブ音源も豊富です。検索結果として出てくるのはもちろん、ホーム画面を観ていると「ライブ」というカテゴリも用意されています。ライブ音源というのは、アーティストのファンやどんなライブかが気になった人に向けたコアなコンテンツだとは思うのですが、これもほかのサービスにはない強み。

▲ホーム上に「ライブ」というカテゴリが表示される(写真=左)。視聴履歴に基づくおすすめのライブ動画が観られる(写真=右)

また、Googleサービスということもあり、アプリ上に「cast」ボタンが用意されていて、Google HomeやChromecastなどの外部機器との連携もしやすくなっています。

▲CastボタンをタップしてCast先を選択する(写真=左)。音質は1080〜144pを選択可能(写真=右)

【次ページ】検索での絞り込みには苦労するかも…

この記事のタイトルとURLをコピーする