高火力の実力派!北欧デザインも魅力のツーバーナー「オンジャ」【アウトドア銘品図鑑】

■セッティング

使い勝手はどうでしょうか? 準備に手間取る、壊れやすい可動部がないか、確認していきましょう。

「オンジャ」はこのようにスリムに畳めて、ショルダーベルトで肩に掛けて持ち運べる唯一無二の機能を持っています。

収納サイズはW43×H30×D14cm。重さは3kg。肩に掛けられるもので比較すると…、初期の携帯電話である「ショルダーホン」が約22×5.5×19cm、約3kgと言われていますから、ショルダーホンとほぼ同じ重さで、10cmずつ大きい感じです。

底はベルトで開かないよう固定。フックは金属製なので踏んでも割れません。また、本体にスリットが入っていて、そこにベルトを通しており、紛失がイヤなら片側に通したままにしておけます。

倒れていたつまみをおこし、マイナス側に回しておきます。つまみを倒したままでもいいのですが、開いたときにつまみが本体の内側に残ってしまうことがあるためです。

本体を広げると、クロス型の脚になります。よく見ると、開いたときに脚がまっすぐになり、辺で支えるよう角度がついています。

ショルダーベルトは裏のUピンを取り外せば、簡単に着脱できます。Uピンをなくさないよう、ベルトを取り外したらリベットとUピンを元の位置に戻しておきましょう。

OD缶の取り付けはバーナーの真下。途中で燃料がなくなったら缶交換しなくてはならないので、装着前にガスの残量を確認しておきましょう。

準備完了。本体はネジではなくかしめを使っていますし、つまみはほかのプリムス製品同様のワイヤータイプ。これも意識しないとはずすことはできません。唯一不安なのがベルト類の紛失でしょう。風の強い日は注意が必要です。

ちなみに、収納時にバーナーを守るようにふたをしていた木のボードは、鍋敷きや食材を置くプレートなど自分の好きな用途で使えます。

【次ページ】五徳はシェラカップから大鍋まで安定します

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