2018年、バイク業界にちょっとした異変が起きました。国産メーカーであるホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社は"4大メーカー”なんて言われ方をすることもありますが、その勢力図が塗り替えられたのです。
年間の販売台数(251cc以上の小型二輪車)で長年首位の座に君臨していたホンダに代わってその座に着いたのはカワサキ。1997年の統計開始以来、同社が1位となるのは初めてのことです。
その原動力となったのが、2017年の12月に発売された「Z900RS」というモデルです。写真を見たら「ああ、知ってる」と思う人も多いかもしれません。それくらい、このバイクは売れているのです。2018年の販売台数ランキングでは圧倒的なトップ!
なかには「あれ? ゼッツー!?」なんて思う昔からのバイク好きもいることでしょう。
そう。このバイクが売れている理由のひとつは、そのスタイリングにあります。同社が1970年代に販売していた名車「Z1」や「Z2」(正式名称は「750RS」。愛称「ゼッツー」)のデザインを見事に復活させているのです。
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