訪れたのは東京・青山にある「ボルボ スタジオ 青山」。いきなり目に飛び込んできたのは、めちゃくちゃカッコいいクルマ。昨年はボルボのXC40がカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したし、憧れの外車ですよね。欲しいなあ…。
いや、イカンイカン、空気清浄機の取材に来たんだった。というわけで話をもとに戻すと、今回、スウェーデンの空気清浄機メーカー・ブルーエアが車載用空気清浄機を発表するとのこと。さっそく製品を見てみると、なるほど!こういう形なのかと。
座席のヘッドレストにベルトを巻き付けて装着するタイプ。電源はシガーソケットから取る仕様で、ツマミの部分を回すだけというシンプルな設計です。右に回すと低速・中速・高速・オートモードの4段階に風速が変化します。
■クルマに合わせて選べる2モデル
性能のほどはというと、「わずか3分で車内の空気を清浄します」と驚きの機能性。ただ、モデルが2種類あり、「Blueair Cabin P2i」(2万9000円/税抜)はセダン/ハッチバック推奨で1基。「Blueair Cabin P2iD」(4万8000円/税抜)は大型のSUV/ミニバン推奨となっており、本体が2基になります。
室内用空気清浄機の開発で培った技術がふんだんに使われており、フィルターには独自の「HEPASilentテクノロジー」を採用。硫化イオン化技術と高性能フィルター技術を融合することで、ハイスピード洗浄でありながら、クルマ特有の有害物質やアレル物質を99%除去するとのこと。
さらに「Blueair Cabin」に搭載されるフィルターには、除臭カーボンも加わっているので、粒子だけでなく気になるニオイにも効果を発揮します。これで、ラーメンや餃子を食べたあとでも、車内がニンニク臭くならなくて済むかもしれません。
とはいえ、車内の空気がキレイかどうかなんて、目視できるわけではありません。この問題を解決すべく、専用アプリ「Blueair Friend」ともリンク。空気状況をモニタリングし、きれいか汚れているかを可視化してくれます。もちろん風量の調整もOK。便利なこと、この上ないですね。
■環境ジャーナリストも認める車内空気の安全性の重要性
当日は自動車/環境ジャーナリストの川端由美さんも登壇。ボルボの安全性への取り組みや、進化していくクルマのモビリティのほか、環境ジャーナリストとしての観点から、車内空気の安全性の重要性についてお話いただくなど、充実の内容でした。
セールス・オンデマンドが日本国内300名のファミリードライバーに調査を行った結果、約65%が「車内の空気を改善したい」と回答。また約80%が1回あたり2時間未満の短時間乗車(ちょい乗り)であるともわかりました。つまりクルマに乗る時間が短い分、車内の空気環境改善に「スピード」が求められるということですね。
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今年はGW10連休という大型連休も待っていますし、クルマに乗る機会が増えそう。花粉だけでなく、窓を開ければ排気ガスも入ってきますし、意外と盲点だった車内の空気環境。気になる方は選択肢に「Blueair Cabin」を入れてみてはいかがでしょうか。
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(取材・文/&GP編集部 三宅隆)
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