「Glam Tote(グラムトート)」(1万1880円)は、スタッフサックから取り出して広げると、縦型トートに早変わり。上部ハンドルは肩掛けできる長めの設計で、普段使いやショッピングバッグとして活躍します。さらにショルダーハーネスが付いているため、リュックとして背負うことも可能です。旅行先では両手が空くほうが便利。トラベルシリーズというだけあって、よく考えられていますね。
素材はシリーズ共通で、同社のテクニカルパックなどでも使われる70デニールの極薄リップストップナイロンを採用。表面にシリコンを、裏面にポリウレタンをコーティングすることで、軽撥水性とハリのある仕上がりになっています。荷物が少ないときでも型崩れしにくいので、荷物も入れやすく見た目も◎なんです。
メインコンパートメントは1気室のシンプルなつくりですが、フロントにファスナーポケットと、両サイドにポケットを備えています。また、サイドポケットの片方はファスナーでマチ幅を拡張でき、ペットボトルや折り畳み傘を収納可能。パッカブル仕様のミニマルな設計ですが、必要な機能はしっかり搭載している点に注目です。
「Glam Daypack(グラムデイパック)」(1万2960円)は、丸みのあるフォルムで容量を確保したデイパックです。メインコンパートメントの内部に、マップや冊子を入れるのに便利なマルチスリーブポケットと、小物収納に役立つメッシュポケットを搭載。キークリップ付きの大型フロントポケットも使い勝手がよく、旅先での散策などに最適で、デイリーユースとしても重宝します。
両サイドにもポケットがあり、ペットボトルがすっぽり収まる大容量。ポケットの開口部は伸縮するので、荷物の落下も防げます。こういったディテールへの配慮が、カバンの使いやすさに大きく影響すると思うんですよね。本格的な登山用テクニカルパックを手がけているザ・ノース・フェイスだけに、細部のつくりに信頼感があります。
ショルダーハーネスも、パッカブルとは思えないほどしっかりとしたつくり。軽量なのにペラペラではなく、クッション材が入っているので背負いやすいんです。本体トップには、取り回しに便利なグラブハンドルもちゃんと付いています。
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どちらのバッグも旅行だけで使うのはもったいないくらい、十分な機能とスペックを備えています。GLAMシリーズはデイリーユースしながら、旅行時だけサブバッグとして活用するのが賢い使い方かもしれません。スタッフサックに収納すれば、ペンケース程度のコンパクトサイズになるから、旅行カバンに忍ばせておけば荷物が増えたときも安心ですね。
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(取材・文/津田昌宏 写真/松山勇樹)
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