リチウムイオン18650充電池? 面倒だな! という時代ではなくなりましたね。付属する電池は直接USB充電が可能なので、対応充電器いらず、どこでも充電できてお手軽。充電池内蔵式のライトも増え、実際に長く使える製品がほとんどですが、それでも電池の劣化を避けたいユーザーには嬉しい仕様ではないでしょうか。
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底部にはカラビナフック、上部にはハンドルを備え、LEDランタンのスタンダードを作り上げたストリームライトらしい設計。ちょっと特徴的なのは、ヘッドにTIRレンズを備え、ハンディライトとしても使用できる点。安価なメーカーでは多くある仕様ですが、ストリームライトが出すと新鮮です。
モードと明るさは、白色3段階(LOW-MED-HIGH)、赤色2種(点灯・SOS)、ハンディライト2段階(LOW-HIGH)。全てメインスイッチだけで操作し、クリックで点灯。直後にクリックをすると明るさが、長押しをすると点灯モードが切り替わります。点灯後4~5秒すると、次のクリックで消灯します。
白色光はLOW 30ルーメンでも一人で文字を書いたり食事をする分にはなんとかこなせます。HIGH 325ルーメンであれば、テント内全員が十分な明るさを得られます。
やはりランタンは目に光が入らない高い場所に吊るしておくと快適です。ヘッド側のハンドル、テール側のカラビナクリップの都合の良い方を用いて吊るせます。S-BINER、スライドロック360との相性はやはり抜群です。
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赤色モードではエマージェンシー感が半端ない(笑。夜間作戦などの際に、夜間視力を保護する目的があるようです)。星空愛好家もこういった赤色照明を使用しますね。実用する機会は少ないと思いますが、エマージェンシーやミリタリーな雰囲気を盛り上げるには最高かもしれません。
ハンディライトモードはHIGH 300、LOW 40ルーメンの2モード。広い周辺光と高い集光性を両立した配光で、かなりタクティカルなイメージがあります。しかし順手で持って手を下げて歩く場合、数メートル先と足元を同時に照らすので、普段使いの懐中電灯としても良いかと思います。照射画像に腕が写り込んでいる場合、ここまでしないと周辺光を捉えきれないということです。
ちょっと面白かったのが、画像左のカリマーSFのスモークグレネードポーチが「専用品かっ!」っていうくらいジャストフィット。MOLLEシステムユーザーにはオススメです。
汎用の18650電池が使える「ザ・ランタン」は、実はそれほど選択肢がありません。群を抜いて堅実なメーカー、ストリームライトのランタン。防災で、アウトドアで、頼りになること間違いなしかと思います。(アカリセンター価格:8888円)
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(文・写真/アカリセンター)
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