料理下手でもうまい塊肉料理が作れる!スノーピークの「フラットバーナー」が最高でした

■やっぱりキャンプ飯と言ったら肉でしょ!

▲川のそばでバーナー調理。水の音が心を洗ってくれます

料理を作るにあたり、考えたのは3つの条件。

・食材は切るだけ
・火加減の調整はなるべくしたくない
・とにかく肉!ガッツリ食べたい

という、ズボラ全開なレシピを探したところ、あったんです。それが「無水スチームポーク」で、鍋に材料を入れて弱火でグツグツ(?)するだけという簡単料理。しかも絵的にカッコいいので、キャンプ飯にバッチリ! 家で眠っていたホーロー鍋のストウブを引っ張り出し、キャンプ場へ向かったわけです。

■とにかく調理は手間のかからないように

▲にんじん、たまねぎ、じゃがいもを切って入れるだけ

「無水スチームポーク」は、野菜を一口大に切り、鍋の底に敷いて、その上に豚肉を置いて火にかけるシンプルな料理。野菜から出る水分で食材が焦げ付かず、充満した水蒸気で肉が蒸されてジューシーかつ男らしい肉料理が簡単に作れます。

▲野菜の上に、肉(写真は豚肩ロース)をドーン!

▲アップでドーン!! 丸ごと肉を入れたら、オリーブオイルをかけてマジックソルトもフリフリ。お好みでハーブ系の葉っぱを。あとは蓋をしてから約50分間弱火でコトコトするだけ

で、活躍したのが「フラットバーナー」でして、何が優れているかというと、まず鍋を置いてもびくともしない抜群の安定性。そしてバーナーヘッドが外部に露出していないので、耐風性に優れています。少々風が強い日でも、安定した火力を供給してくれます。

▲バーナーヘッドが凹んでいるので、風の影響を受けにくい構造に

特に今回の料理では約50分間も弱火を続けなくてはならないため、安定した火加減が必要になります。しかし、「フラットバーナー」はまったく火が消えることなく調理できました。

■塊肉は豚じゃなくてもOK!

見てください、この肉の塊感。もう切ってるだけでヨダレが出ます。鍋の蓋を空けた瞬間、同行したスタッフたちからも歓声が(笑)。とても料理が下手すぎて、家族からよく文句を言われている人間が作ったとは思えません。

味付けはシンプルに塩コショウで十分ですが、今回はマジックソルトでいただきました。しかし、あっという間に売り切れてしまい再度クッキング。そう、こんな事もあろうかと、牛モモも買ってきていたのです。このレシピ、応用が効くというか、要するにスチームするだけだから何の肉を入れてもOK。

▲同じ方法で「牛モモ」を投入

▲はい、出来上がり! 見えますか、このおいしそうな断面が!

今度は簡単ローストビーフの出来上がり。もう感無量です。食材を切って放り込んで、あとはお酒を飲みながら待つだけ。失敗もなし。野菜などがあまった場合、カレーやシチューのルーを入れてアレンジするという方法もあります。

■自宅のテーブルでも活躍する

それもこれも、「フラットバーナー」が火力調整を気にせず使えるからこそ。いろいろと試してみましたが、コーヒーを飲むための湯沸かしポットも安定して載せられます。

また、おつまみ料理的な使い方ができないかと缶詰を載せてみましたが、付属の土台では隙間が大きく、ひっくり返しそうになったので、あまりオススメできません。どうしても、の場合は別の金網を載せた方が安全上よいと思われます。

▲隙間が大きく、缶詰が落ちそう。でも個人的には、これで晩酌のおつまみを温めるのにハマってました

 

■メンテナンスも簡単

「フラットバーナー」が優れているのは、風防や火加減だけではありません。とにかく考え抜かれた設計が秀逸。バラバラに分解でき、正しく組み合わせればコンパクトになり、収納や持ち運びやすいように作られています。

▲説明書通りに重ねると、とてもコンパクトに収まる

ステンレス製の素材もメンテナンス性が高く、キャンプ場で汚れても濡れティッシュなどでひと拭きすれば、あっという間にピカピカに。足の部分についた透明ゴムの滑り止めなど、細部に渡って使い勝手よく設計されています。

*  *  *

自宅のテーブルで、庭で、キャンプ場で、場所を選ばず使えるスノーピークのバーナー、いかがだったでしょうか。デザインのカッコよさだけでなく、シンプルながら考え抜かれた使い勝手など、とてもクオリティの高い逸品だと感じました。アウトドア初心者にこそ、安心して使えるギアなので、この春にキャンプデビューする予定がある人など、参考にしてもらえれば幸いです。

>> スノーピーク「フラットバーナー」

 


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(取材・文/&GP編集部 三宅隆)

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