3年ぶりの日本復活が話題を呼んでいるトヨタ「RAV4」。いわずと知れた、乗用車と同じモノコックボディをベースとする“クロスオーバーSUV”の先駆者だが、1994年にデビューした初代RAV4の後を追うようにし、翌’95年に誕生したのが、ホンダの初代「CR-V」である。
もともと2台は日本専用モデルだったが、北米マーケットの要望で左ハンドル仕様を開発。世界各国へ輸出されるようになった。中でも、CR-Vの北米でのヒットに味をしめたホンダは、2代目以降、海外市場に目を向けた商品戦略に注力。これがまた大ヒットとなり、3、4代目と進化していくごとに、CR-Vはホンダの基幹車種へと成長を遂げていく。
だが一方で、メインマーケットだったはずの日本市場は“オマケ”扱いとなったのも事実。その結果CR-Vは、RAV4と同様、2016年にひっそりと日本から姿を消した。
【次ページ】人気のSUVラインナップを強化すべく日本に再上陸▶
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