■シウマイラバーの新たな楽しみ!崎陽軒の「焼焼売(やきシウマイ)」を鉄板で
今回どうしても焼いてみたかったのが、今年2月に出たばかりの崎陽軒の「焼焼売(やきシウマイ)」。
通常の「昔ながらのシウマイ」とは異なり、自分で焼いて食べるスタイルなので、キャンプ時のつまみにぴったりじゃないかと楽しみに持ってきました!
作り方は以下になりますが、気になるのが②の「すぐにフタをし〜」のくだり。鉄板なので当然フタはなく、アルミホイルで代用しました。
①熱して油をひいたフライパンに、シウマイを並べます。
②大さじ2杯(30cc)程度の水をふりかけ、すぐにフタをし、中火で蒸し焼きにします(1分程度)。
③フタを取り、水が蒸発したら、シウマイを転がしながら焼きます。全体に焼き色がついたら出来上がりです。
油をひいた鉄板に並べると、15個ちょうどが乗るサイズ。「焼焼売」のために開発されたのではないかと思うほど。しかし、ここでやはり懸念していた問題が発生。フタがなく、アルミホイルで代用したものの密閉性がないために上手に蒸し焼きができず。
それでもなんとか水分を蒸発させ蒸した風になりましたが、新たな問題が発生。鉄板にはフチがないため、転がしながら焼けないのです。仕方ないので、1個ずつ箸でつまみながらひっくり返し、焼き色をつけて行きました。
若干、色は浅いですが、完成! 筍がシャキシャキ。もちろん、おいしくいただきました。
キャンプ用に持っていったのはいい判断でしたが、これは鉄板よりもフチがあってフタがあるフライパン向きでした。作り方に“フライパンで”と書いてあるので当たり前ですが。
■コンビニの「チルドハンバーグ」を温めた
次は温めにも挑戦。キャンプ場にくる前に、コンビニで入手したハンバーグを鉄板で温めてみました。
チーズがトロ〜ンと溶けて、ソースが鉄板で踊っているのを当初はイメージしていましたが、結果はよくない方の想像通り。フタがないため、こちらもアルミホイルで簡易フタを作りましたが、熱がこもらないのでアツアツというにはほど遠かったです。
使った後は、鉄板にこびりついた油やコゲを浮かすために、熱いうちに水をかけておきます。次にタワシでゴシゴシ。洗剤は使いません。洗ったら火にかけ、水を飛ばして保管します。ちょっと使わないなと思ったら油を塗っておくといいでしょう。
* * *
使って再確認したのは、鉄板はその蓄熱性を生かす焼き物にはぴったり!
そして当たり前ですが、フライパンではないということ。フチがないから、転がし系の料理、炒め系の料理には向いていません。フタがないため、蒸らし料理は苦手です。ただ、ちょうどいいサイズの「かぶせ(=ステーキカバー)」があると料理の幅は広がると思います。
デザインがお気に入りだけに、これから鉄板料理を探しながら、“黒くなるまで鉄板を育てる”という目標ができました。
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(取材・文/&GP編集部 澤村尚徳)