■アプリを通じてNetflixやAbema TVなどを視聴できる
さて、ではいよいよpopIn Aladdinを使ってみることにしましょう。
一般的なプロジェクターの場合、HDMIケーブルなどを通じてBDレコーダーなどの再生機器、PlayStation 4などを初めとするゲーム機などと接続して投影します。しかしpopIn Aladdinは天井に取り付けるため、そのような接続方法はありません。どうするかというと、Wi-Fi経由で接続することになります。順を追って説明していきましょう。
まずリモコンの電源ボタンを押すと電源がオンになり、スクリーン(今回は壁)に映像が表示されます。まずは先ほど紹介したように位置調整と台形ゆがみ補正を行います。続いてWi-Fiに接続したら設定完了です。
さまざまなアプリが内蔵されており、アプリ経由で映像コンテンツを楽しめるようになっています。無料で楽しめるものとしては、YouTubeとAbema TVがありますので、まずはそのあたりから楽しむのがおすすめです。
そのほか、Amazonプライム・ビデオやNetflixにも対応。有料ではありますが、これらのサービスに加入すればかなり多彩なコンテンツを楽しめるようになります。
■ホームネットワークのコンテンツも楽しめる
ネット動画やVOD(動画配信サービス)で満足できる人ならこれで十分かもしれませんが、BDレコーダーやネットワークHDDレコーダーなどを利用すれば、さらに多彩な楽しみ方ができるようになります。
他にも、ネットワーク経由で動画ファイルや放送録画コンテンツを再生できる「DLNA/DTCP-IP」に対応する「DiXiM Play for popIn Aladdin」アプリを内蔵しており、ライセンス登録することで利用できるようになります(2019年3月31日までの購入者には無料提供していましたが、4月1日以降の購入分についても先着5000台まで無料提供するとのこと)。
筆者の場合、パナソニックの「おうちクラウドディーガ」とソニー・インタラクティブエンタテインメントの「nasne(ナスネ)」があるので、これらの内蔵チューナーを利用してネットワーク経由でテレビ番組をリアルタイム視聴したり、レコーダーで録画した番組を再生したりできます。
以上、popIn Aladdinを使ってみての感想としては、「テレビは小さくてもいいけど、野球中継やサッカー日本代表戦、映画などは大画面で見たい」という層にかなりぴったりな製品なのではないかと思います。
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(取材・文/安蔵靖志 写真/下城英悟、安蔵靖志)