最初に最大の特徴をお伝えすると、プラス極側に充電ポートがつきました。
こんな感じで充電が可能です。
一時期、ライトに本体充電の機能を装備するのが流行しましたが(ナイトコアによると、汎用18650電池+充電機能はナイトコアが世界初なのだそうです)、現在は電池への直接充電へと移行しているような気がしますね。
充電電流は0.6A、エンプティから満充電までは5~6時間ほどかかる計算になります。通常の充電器でも充電可能ですが、一応SUREFIRE的にはSUREFIREの専用充電器を使えというお達しになっています。
個人的には汎用充電地なので何で充電しても問題はないかと思いますが、メーカーがそう言う以上は、それに従ってくださいとしか申し上げられません。
しかし、SUREFIREの専用充電器とはどれを指すのか…? 現在それに該当するものはありませんので、謎ですね。
もう一つ重大な特徴がありまして、こちらの電池、それほど大きなものではありません。流石に保護回路なしのIMR(マンガン酸リチウム電池)と比較するとやや大きいのですが、保護回路付きのタイプながら長さ70mmを切るのは立派かと思います。
ただし、プラス極の出っ張りはそれほど大きくありません。逆装填防止機構のあるライトでは多少注意が必要かもしれません。まあ、SUREFIRE製品だけで使用する場合には問題がないだろうと思われます。
一点注意事項があり、「FURY DFT」の初期型において適合しない個体が存在するようです。代理店の方によると「FURY DFT」の無償改修(送料はユーザー負担)にて対応するとのことでした。
アメリカのSUREFIRE本社としては、この電池は「適合するものには適合する」というスタンスのようです。使える充電池(SF18650A)を使えばいいじゃん、という感じですね。
スマホなどにも使われるmicroUSBケーブルさえあればEDC(Every Day Carry)の予備電池として成立します。軽量化、荷物のミニマム化の視点で見れば非常に魅力的。(アカリセンター価格:3600円)
>> 連載[Gear Maniax]
[関連記事]
[Gear Maniax #123] L型はタクティカルライトの定番スタイルなんです
[Gear Maniax #122] ちょっとライトには見えないけど実用性バツグンなんです!
[Gear Maniax #121] 小さな箱型の“モンスター”はやっぱり只者じゃなかった!
(文・写真/アカリセンター)
- 1
- 2