焚き火のスキルアップ!簡単・安全・効率的に楽しむ直火テクニック

ステップ4…後片付け

後片付けは、実は直火の焚き火でもっとも大事なステップです。楽しく遊んだならば、気持ちよくきれいにし、痕跡を残さず帰る。

この超基本的なことをしないで帰ってしまう人が多いのです。なのでキャンプ場での直火ができないところが増え、山がどんどん荒らされていきます。焚き火の不始末は山火事にもつながりますので、これを読んで、かっこよく遊べる人になりましょう!!

①薪を燃やしきる

木は炭化(黒い炭の状態)では、永遠に自然に帰りません。これを知らない人が意外と多いです。なので、必ず灰の状態(真っ白な状態)になるまで燃やし尽くしましょう! 灰は肥料にも使われるくらいですから自然には良いものですが、中に炭化した状態のものが混じっている可能性がありますので、しっかりと確認してください。万が一、時間の関係で燃やしきれなかった場合、炭化したものはしっかり消化して、必ず持ち帰りましょう!

②消化作業

手で触って熱をまったく感じなくなるまで水をかけてください。消化が不十分ですと、山火事の原因になりますから、必ず、完全消化をするようにしてください。完全消化した灰は火消しツボや飯ごうなどに入れてもって帰りましょう。炭化したものは完全回収してください。

③掘った穴を埋め、痕跡を消す
焚き火した穴はしっかりと埋めて、平らにしてください。その後、なるべく自然の状態に戻しましょう。落ち葉が落ちていたなら、落ち葉も戻します。自分がその場で遊んでいた痕跡は完全に消し去って帰りましょう!!

焚き火には、暖を取る。調理をする。熱によって消毒をする。煙によって虫よけをする。などの利用方法以外に、癒やしの効果もあるといわれています。だからこそ、正しい焚き火の仕方とマナーを守って、かっこよく遊びたいものですね! 直火禁止のキャンプ場ではもちろん厳禁なので、注意してください。

ちなみに、私がお手伝いしている「減災支援協会サバイバルプロジェクト野塾」では、“焚火認定”というプログラムも行っていて、より詳しく、より高度なテクニックが学べ、身に付きますので、ご興味がある方はぜひ見てみてください!!

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(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント @ryu chikazawa #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」「減災支援協会サバイバルプロジェクト野塾 塾長補佐」

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