ワイン発祥地のひとつアルメニアで秋のワイン祭りを堪能【アルメニア訪問記】

■アレニ村のワイン祭りへ

アレニ村は、首都エレバンから車で2時間ほどかかる場所にあります。移動手段は車のみ。旅行会社が首都エレバンからツアーバスを出しますので、これを利用するのが便利です。

ちなみに、日本で取得できる国際免許(ジュネーブ条約)では、アルメニアで車を運転することはできません。ウィーン条約の免許を持っていればOKですが、日本在住の日本人が取得するのは難しいので、バスツアーなどを利用することになります。

▲ワインフェスティバルに行く様子の人がゾロゾロ歩いているので、その流れについていく

▲会場に向かう道すがら、食べ物や土産物などを並べ販売している人がたくさん

▲自家製ワイン、ブドウを販売している人も多かった

会場には出店の白いテントが並び、ワイナリーはもちろん、フード関係のブースもあります。

受付でワイングラスを買い、いざ、ワインブースへ。

グラスを購入した人は、どのブースでも無料でワインが試飲できます。

ブースはたくさんありますので、ひとつ飲んで気に入らなければ、サッと次に移ると効率よく試飲できます。

民族衣装に身を包んだ美女たちからワインを注いでもらうと、よけいにおいしく感じるかもしれません(笑)。

▲お祭りに華を添えていた、10代の若いワイン娘たち

昨年、東京での展示会に続き、海外の展示会で再会した際に、アレニ村のワインフェスティバルのことを教えてくれたのが、OLD BRIDGE Wineryのアルメンさんでした。アルメンさんからの情報がなかったら、ここには来ていませんでした。

この日はOLD BRIDGEのB&Bに泊めていただき、翌日にはワイナリーも訪問してきました。

OLD BRIDGEの名前は、13世紀にマルコ・ポーロが通った橋からで、その橋が近くにあるそうです。

2018年夏に完成したテイスティングルームでは、一般ツーリストも受け入れているので、試飲が楽しめます。

「アルメニアはマーケットが小さいので、他の国に輸出しないといけない。アルメニアのワインメイキングは大きく変わってきていて、消費者もだんだんと品質本位のワインを選ぶようになってきた」と、アルメンさん。

 

【次ページ】個性豊かなアルメニアのブドウ品種&ワイナリー

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